驚異の小器官 耳の科学 (ブルーバックス) の感想

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参照データ

タイトル驚異の小器官 耳の科学 (ブルーバックス)
発売日販売日未定
製作者杉浦 彩子
販売元講談社
JANコード9784062578844
カテゴリ暮らし・健康・子育て » 家庭医学・健康 » 家庭療法・医学 » 耳・鼻・のど

購入者の感想

レビューアは、健康診断で低音側の聴力に問題を指摘され、耳鼻咽喉科医から「これ以上の聴力低下なら補聴器を推奨、ビタミンB系列を飲め」と宣言されている。そのような個人的事情があり本書を購入した。
医療関係者でもなく、医療情報を追いかけているでもない一般読者が、耳や「聞こえ」について全般的な知識を得るには、本書は良い選択だと思う。(もちろん、「個人的事情」に対して本書は力不足だが、それを期待しての購入ではないので問題なし。)

読み始めると、僅か17ページの第1章から高密度に話題が詰め込まれており嬉しくなった。耳の構造や機能、音・ことば・音楽、聞こえ・難聴・補聴器、病気、耳垢など話題は広範囲。「耳掃除していたら子供がジャレついて、鼓膜の奥までミミカキが入って」と知人から聞いていたが、同様の話題もある。密度が高い分、文章はやや堅めだが、最近の内容スカスカの新書本にウンザリしていたので、これくらいが心地よい。
ただ、最終章はやや息切れか。動物の耳垢の話題も面白くはあるが、目標の耳掃除のテーマに直結しないため冗長に感じられた。囲み記事にした方が良いと思うが如何か。

著者は国立長寿医療研究センターの耳鼻咽喉科医であり、高齢者や認知症に係わる記述もある。耳の構造図など白黒表示だが、カラーでなくとも十分に理解できる品質がある。この内容なら、改訂を続けて定番化するに値する。

音とは何か、音をとらえる耳の仕組と解剖、耳の病気いろいろ、耳掃除の雑学まで幅広く耳に関するトリビアが詰まっています。
個人的には特に耳垢と耳掃除の話が、これまで本で読んだことが全くない内容だったのでおもしろかったです。

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