吸血姫は薔薇色の夢をみる 1 イノセント・ヴァンパイア の感想

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参照データ

タイトル吸血姫は薔薇色の夢をみる 1 イノセント・ヴァンパイア
発売日販売日未定
製作者佐崎 一路
販売元新紀元社
JANコード9784775312643
カテゴリ » ジャンル別 » 文学・評論 » SF・ホラー・ファンタジー

購入者の感想

小説サイト「小説家になろう」で連載された小説の書籍化です。
レビュアー自身Web版も読んでいるので比較も含めたレビューです。

あらすじは「商品の説明」の通りなので割愛。
成長要素のほとんどない俺TUEEE系なので少々微妙。
そのためもあってか、キャラは薄い。
エロ要素:微?

書籍化にあたっては、
とにかくイラストがいい。いわゆるラノベ絵が好きな人ならおすすめ。
一方文章の書き加えや変更はそこそこあり、
読みやすくはなっているのでしょうが、
残念ながら全体の雰囲気がWeb版と変わらず、
本作の欠点であるキャラの薄さも健在。
個人的には出版社(編集者?)の目が入ることによって
キャラの薄さが解消されればおもしろくなるかと期待していたので、
かなり残念だった。
同じく「小説家になろう」出身俺TUEEE系のデスマーチの
作家と出版社(編集者?)が、Web版の読者から批判されるほど
(いい意味でも悪い意味でも)仕事をしたのとは対照的。
Web版と雰囲気も満足度も変らないので当然だが、
イラスト目的で1300円を出せる人は別として、
すでにネットで読んだ人への個人的なおすすめ度は★

 こちらは「小説家になろう」サイトに掲載されていたのが同サイトの開催する第2回エリュシオンライトノベルコンテスト「なろうコン大賞」受賞作として紙媒体で出版された作品でして、私も既にサイトで全編読んでますが、この手の書籍化には良くある加筆修正や書き下ろし短編とかがあるので買って読んでます。
 ストーリーは現実世界で事故に遭って死んだ少年が生前プレイしていたゲームのPC<緋雪>に転生するという、最近ライトノベルで良く見られる異世界転生物で、転生後の緋雪は周りの誰もが振り向く美少女吸血姫で、戦闘力も半端ないというのも良くある展開ですね。私もその辺に惹かれて購入したわけではないと書いたら嘘になります(汗)。
 けどこの作品が他と一線を画するのは、ゲームで集めて育てたモンスターが転生後も付いてきていて、しかもこの手のモンスターはゲームで仲間にすると戦闘力がPCに合わせて弱体化するものですが、転生後はゲームで敵として登場していた時レベルの戦闘力になっていんですね。当然緋雪よりも圧倒的に強くて、やたらと人類侵略とか殲滅したがるくせに、彼女には絶対的に従うと来てますから、内心ガクブルしながら魔帝国の主として振る舞う緋雪の様子に思わずニヤニヤしてしまいます。
 で、転生先の世界(ゲームのそれとは違うようです)の状況を掴もうとして色々な状況に巻き込まれ、気が付いたら成り行きで人類の国をどんどん支配していってますから痛快やらおかしいやら。
 とは言え『神』と言われる存在が緋雪にご執心のようですし、2巻から緋雪と互角かそれ以上の戦闘力を持つ他のPCが登場しますから、無双だけじゃ物足りないという方もどうぞ安心して見て下さい。

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