高野人母美アクションポーズ ボクシング&ファイティングアクション の感想

今まで、アスリート系の女性ポーズ集が欲しかったので、この本は即買いでした。
このような引き締まったボディ＆筋肉を持つ女性のポーズ集を出版したことは、高く評価したいと思います。

●ライティング
暗めに感じます。カメラマンの方のこだわりでしょうか。
ポーズ集としては微妙なところですが、よくみると影のおかげでボディのメリハリがよく分かり、立体感を感じることができます。
ただし、カットによっては腕全体が影になって締まっているモノもあり、プラマイ・ゼロというところでしょうか。

●ポーズ
さすが本物だけあって、素晴らしいの一言です。ここは☆５つを差し上げたい。

●衣装＆小物
ここが、やはりこの本の一番のネックでしょう。ボクサーなので、考えなしに試合で着るだぼ着いたパンツを履かせたのでしょうが、最悪です。その衣装が2/3を占めます。重要な腰骨周りの筋肉、大腿筋の付け根の動き等が全く見えません。下品と言われるかもしれませんが、ひもパンにして欲しいぐらいなのに。腰＆足の付け根は、それほど重要かつ難しい部位ということを作り手が分かっていない。
さらに言わせてもらえば、横縞模様の上着を着けているものがありますが、ポーズ集なのだから縦縞にして欲しかった。有りモノを着たのでしょうが、縦ラインならば、体のねじりがより分かりやすかったでしょうに。

また、ボクサースタイルの時は靴を履いています。足首より下のねじりや踏ん張りが見えません。
ボクサーグローブをつけているカットがかなりありますが、素振りの時ぐらいは外して欲しかった。

●総評
筋肉を学びたい人、アクションシーンを描きたい人は買って損はしない本だと思います。
ただしカバー写真の衣装は全体の1/3で、残りはグローブ、だぼパンorショートパンツ、靴を着けています。
高野人母美さんに☆5つ、制作者に☆1つで、間をとって☆3つとしました。