なぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか エイリアン妻と共生するための15の戦略 (幻冬舎新書) の感想

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参照データ

タイトルなぜ妻は、夫のやることなすこと気に食わないのか エイリアン妻と共生するための15の戦略 (幻冬舎新書)
発売日販売日未定
製作者石蔵 文信
販売元幻冬舎
JANコード9784344983557
カテゴリジャンル別 » 暮らし・健康・子育て » 生活情報 » 家庭生活

購入者の感想

 著者は、男性更年期外来を開設した医師で、「夫源病」等の著書もある。臨床の経験を踏まえた上で、ユニークな視点で、面白おかしく、しかし結構重要なことを語ってみせる能力はたいしたものである。講演会をすれば、さぞかし人気の講師になるのではないか。だが、この本の読者はどうであろうか。
 今回の作品は、夫が家庭内のリスクマネジメントの視点から、妻を根本的に自分と異なる異質なエイリアンとみなして対処することの有用性を説いている。先ず、女性読者であれば、エイリアン扱いされた上に「〜させる」といった上から目線の言葉遣いに反感を持たれることだろう。一方、男性読者の多くは、ここまで妻に気を遣い下手に出るなんて耐えがたいと思うのではないか。そして何より、この本では、夫(男性)とはこういうもの、妻(女性)とはこういうものという前提の上に、対処法が語られるのだが、その内容が、あまりに均一化、固定化されており、いまどきの夫婦の多様性にそぐわないと感じた。作者の語る夫と妻それぞれの性質は60代以降の性的分業が確立されていた世代のものなのではないか。この本のターゲットは、著者のこれまでの活動等からして60歳定年以降と考えるのが妥当かもしれない。
 恐らく、この本を読むたいていの者は何らかの反感や不快感を覚えてしまうかと思うが、そこを乗り越え客観的に読むことができれば、書かれている具体的対処法はどれも有用なものではないだろうか。よって読む価値はある本だと考える。

「結婚後妻がすっかり変わってしまった。あんなにかわいくて優しかったのに。」
と思うダンナはごまんといるだろう。

著者に拠れば、妻は全く変わっておらず、本性を表すようになっただけであり、
そもそも女性は、超自己的な生き物だと言う。男には理解できないエイリアンなのだ。
それに気が付かずに結婚しただけの話とのこと。

そもそも若いときは、ホルモンの影響で気が違っている状況なので結婚しただけだという。

そこでどうするか。著者によればまずあきらめること。それから具体的な処方箋が
10以上にわたって具体的に示されている。これなら家庭内和平が成立。よしよし。

気持ちよく納得できるので、お勧めします。

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