New Eyes の感想

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クラッシックとEDMのミックスが新鮮で、購入してから毎日リピートして聴いています♪
単調なメロディでゲームミュージックのような要素もありつつ、クラッシックな楽器がメロディラインを更に美しく際立たせてくれているように感じました。日本人女性をキャストし日本で撮影されたRather beが欲しくて購入を考えましたが、アルバムで買って結果大満足です☆
クラッシック、EDM共に抵抗ある方でも、このアーティストの音楽の軽さはきっと心地いいはず！！

　ケンブリッジ大学の学生仲間で結成された4人組。
日本盤のタスキには，「クラシックをベースにした最新エレクトロ・サウンド」とのキャッチコピーがありますが，ライナーノーツを担当されたKARL南澤さんも書いているように，EDMにクラシックの要素を取り入れたサウンド，というのが正しいかと思います。
EDMと言ってもベースになっているのは，ゲームの効果音に近いようなテクノ寄りのサウンドで，ポップだけど無機質。そこにバイオリンやチェロなどのストリングスが加わることで，しなやかでしっとりとしたサウンドへと変わっていきます。
彼らの存在を一気に広めたのが，「Rather Be」。この曲だけはEDMにクラシックを取り入れたというよりも，クラシックとEDMがそれぞれの個性を絶妙なバランス主張しあうアップテンポ。そして，ソウルフルで伸びやかなジェス・グリンの歌声が実に素晴らしいですね。昔，Inner Lifeがジョスリン・ブラウンを擁してブレイクした頃を想起させます。ちなみに，この曲のPVでは，イギリス在住の日本人女優が起用されていまして，「彼女は誰？」と話題になったんだとか（KARL南澤さんのライナーノーツによれば，安部春香さんという女優さんなんだそうです）。
個人的に魅かれたのは，メランコリックなスローで幕を開け，徐々にテンポを上げ，スリリングで劇的なサビへと疾走する「Extraodrinary」です。可憐なシャーナ・ベースの歌声も魅力的です。物憂げなメロディーと退廃的なエリザ・シャダッドの歌声が，凍てつく冬の心象風景を思わせるのは「Birch」。無機質で寒々しいテクノ・サウンドと抒情的で切ないストリングスが交錯する「Dust Clears」や，ゲームの効果音さながらのシンセ・サウンドをバックにラップを披露していたかと思うと，しっとりとしたストリングとともに伸びやかな歌声を聴かせる「Telephone Banking」もイイですね。
EDMと言いながらも，もうほとんどテクノみたいなサウンドにクラシックを取り入れる斬新さは凄いのですが，これが完全に融合して彼らだけにしかできないオリジナルになるまでには，まだちょっと時間がかかるのかも。そういう意味ではまだ粗削りなんですが，新進気鋭のシンガーの魅力的な歌声もあって，今後が楽しみです。

イギリスのエレクトロニカ。ミディアム・テンポで音密度は高くなく、シンプルな音使いで、そこにヴォーカルやストリングスやピアノなどのアクースティク楽器も加わる。初め陳腐な感じがしたが、次々と印象の違う楽曲が現れ、不思議ときらめきやときめきが感じられる様になり、最終的にはとても楽しめた。

13曲入りの輸入盤を購入。
各曲に男女のゲスト・ボーカルをフィーチャーし、ヴァイオリンとチェロを加えて繰り広げられるエレクトロなサウンド。

全編に鳴るのではなく、良いタイミングで登場し奏でられるヴァイオリンとチェロがこのバンドの最大の特徴だと思いますが、その音色は現代的なエレクトロ・サウンドにヒューマンな温もりを感じさせるものになっていて、かなり気に入っています。

ボーカル陣については知識がなく詳細は不明ですが、それぞれ声を微妙に加工していてサイボーグ化（機械化？・・・いずれにしてもヒドイ表現ですね・・・）に成功しており、エレクトロな音色に見事に溶け込んでいます。

おすすめです！