(043)もう国家はいらない (ポプラ新書) の感想

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タイトル(043)もう国家はいらない (ポプラ新書)
発売日販売日未定
製作者田原 総一朗
販売元ポプラ社
JANコード9784591141793
カテゴリ » ジャンル別 » 文学・評論 » エッセー・随筆

購入者の感想

もう勘弁して欲しい
既得権益を破壊すれば皆が幸福になれるって既得権者は既得権を得る為にそれ相応のコストと時間を必要とし、そこに到達するまで物凄く努力している
それが羨ましいからプロセスを無視し、創造的破壊の名の下に奪ってしまえとしか聞こえない話だ
警察を民営化するメリットってあるのだろか ある権力に担保されてるから威嚇力があるのだと思うが
またテクノロジーの進展により新しい仕事が生まれるのは事実だが、そこで才能によるヒエラルキーが生じ、格差も拡大するはずだ
情報はフラット化してもアタッチメントリテラシーに差が出る為、これもまた格差拡大するはずだ
富の再分配はそれ程容易ではないだろう
またビットコインについても書いてうが、いまいちメリットが見えてこない
行動力があるといわれてる人なので一度、ISILのような国家のようなもの作りその考え方を実践してみたらどうだろうか
日本国という国家の中で守られる人間のいうことではないと思う
人間を不幸にするシステムを構築してるような気がするが
また115Pの記述なのだが、オフショアとは相税環境が優遇されてる国ではなく租税環境が優遇されてる国のことだ
出版する以上、誤字勘違いには気を付けたい

田原氏と堀江氏の対談形式の本です。

内容としては、昨今の新自由主義って間違っていたのではないか、という流れに反論する形で対談が進んでいきます。

すべては効率が優先される世界の構築を目指している為、公務員、警察組織、軍隊、国家全てが効率化の邪魔となり「無駄」と言う認識の元にこれらを排除すべきと結論づけられています。

また、TPP、EUは賞賛されていますが、一番重要なのは「非関税障壁」の撤廃としています。そこには、EUでの若年失業率の増加や、一国(もちろんドイツ)への富の集中による他国の疲弊についての配慮はありません。個々人、企業の活動に邪魔なものは全て効率化の邪魔であり国家の解体と企業による統治への足かせとなるのです。

と言う感じでインタビューは進んで行きますが、主張を裏付けるデータは無く、読んだ感想としては個々の事象について「んー、多分こんな感じ」というイメージ論を拝聴する為の文庫本です。

新自由主義の失敗に意気消沈されている方には、これぞ新自由主義!という事を、勇気と痛快さと共に、きっと、おそらく、多分、万に一つでも呼び覚ましてくれる一冊になる事でしょう。残り僅かな新自由主義の蜜月をこの本と一緒にすごされてはいかがでしょうか。

イスラム国のような現状の国家体制を否定するような組織であっても、いやそういう組織だからこそ鉄の掟によって支配されていると考えられる。結局、国家を否定しても人間社会を思うがままに操ろうとするのが人間の性それを国家と呼ぶかどうかそれだけの違いではないのか?利潤を追求する限り組織を正に組織せざるを得ない。人間とはそういう生き物なのである。宗教も人間を組織するために人間が生み出した幻想である。

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