魔弾の王と戦姫 5 (MFコミックス フラッパーシリーズ) の感想
参照データ
タイトル | 魔弾の王と戦姫 5 (MFコミックス フラッパーシリーズ) |
発売日 | 2014-04-23 |
製作者 | 柳井 伸彦 |
販売元 | KADOKAWA/メディアファクトリー |
JANコード | 9784040665450 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック |
購入者の感想
本作を読んで常に思うのですが、丁寧で綿密な絵柄で、物語の進行も微妙な紆余曲折に富んでおり、
本当に単なるラノベのコミカライズとは到底思えないくらいの読み応えがありますね。
今巻は、黒騎士の襲来から始まって、戦闘シーンの印象が強いのですが、
エレンの危機を救う代わりに深手を受けたティグルをエレンが見舞い、
殆ど意識のないティグルの手を取って、自らの鼓動と想いを伝えるシーンや、
騎士たらんとする目標を得た黒騎士の少年時代の回想シーン、エレンとソフイーが友情の絆を
改めて強固に結び合うシーン等々、印象的な場面が多々ありました。
それに、ティッタが暗黒と死の女神と思える存在に憑依され、ティグルに試練と引換えに力を与える場面の、
テイッタの変容ぶりの描写も見事で、物語の行く末に更に興味を深める効果を上げています。
物語の内容としては、戦記ものに近いと思われるのですが、各キャラクターの造型が単純かつ一面的ではなく、
個々の人間として深いところまでしっかり描かれており、主人公とヒロイン達の触れ合いも、
高潔な人間同士にふさわしく清廉で、決して安直な関係に流れることがないので、
いわゆる典型的なラノベ・コミカライズを期待して読む人には、つまらなく感じるかもしれせんが、
大人が読むのに十分に耐えうる作品として、自信を以ってお薦めします。
本当に単なるラノベのコミカライズとは到底思えないくらいの読み応えがありますね。
今巻は、黒騎士の襲来から始まって、戦闘シーンの印象が強いのですが、
エレンの危機を救う代わりに深手を受けたティグルをエレンが見舞い、
殆ど意識のないティグルの手を取って、自らの鼓動と想いを伝えるシーンや、
騎士たらんとする目標を得た黒騎士の少年時代の回想シーン、エレンとソフイーが友情の絆を
改めて強固に結び合うシーン等々、印象的な場面が多々ありました。
それに、ティッタが暗黒と死の女神と思える存在に憑依され、ティグルに試練と引換えに力を与える場面の、
テイッタの変容ぶりの描写も見事で、物語の行く末に更に興味を深める効果を上げています。
物語の内容としては、戦記ものに近いと思われるのですが、各キャラクターの造型が単純かつ一面的ではなく、
個々の人間として深いところまでしっかり描かれており、主人公とヒロイン達の触れ合いも、
高潔な人間同士にふさわしく清廉で、決して安直な関係に流れることがないので、
いわゆる典型的なラノベ・コミカライズを期待して読む人には、つまらなく感じるかもしれせんが、
大人が読むのに十分に耐えうる作品として、自信を以ってお薦めします。