picture の感想

まだまだ小手調べ !?

十代でプロデビューしたジャズ／フュージョン界の逸材も、今年で26歳。
最近はT.M.RevolutionのPVに出演したり河村隆一のツアーに帯同したりと、ロック系ミュージシャンとの活動を通じて益々そのプレイの奥行きを拡げているようです。

満を持しての感が強い今回のアルバム、ソロ名義はコレが初めてだったっけ ? と逆に意外な気もしました。
全編自身の作／編曲による楽曲群からは、“コンポーザー” 菰口雄矢を世に知らしめる意気込みが伝わってきます。
そのぶん超絶プレイは控えめですが、その辺りはTRIXのライブ聴いてもらえばいいし（笑）

彼に唯一の欠点があるとすれば、ギターが巧すぎることかも。
超難解高速フレーズも余りにさらりと弾きこなされると、ちっとも凄く聴こえない（苦笑）
音作りに関しても、レスポールはレスポールの、ストラトはストラトの佳さを最大限に活かすお手本のよう。
あとは菰口味のスパイスひと摘みが欲しいかな。
マイケル・ランドウのギターと共演したM-9あたりにヒントがありそうな、、、

ともあれ、ギタリストにとって他人より指が動くのは何にも勝るアドバンテージ。
“味” は年輪と共についてくるハズ（逆はなかなか無いですから：笑）。
今後はさらに良い曲を書きまくってくれることに期待を込めて、星五つ。

次回はぜひボーカルとタッグを組んで、美形デュオのロックアルバム作って欲しいな〜♪