甦るヒーローライブラリー 第11集 ~ヒロイン編~ コードナンバー108 7人のリブ HDリマスター DVD-BOX の感想

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「プレイガール」の系譜として「スーパーガール」「ミラクルガール」は知っていた（未見ですが・・）。しかし、こんな作品があったなんて！「プレイガールＱ」終了から約半年の放送であったが、制作は弘宣社、関西テレビ制作と、全くの別物。内容も、ひたすらクール。特に第１話からメンバーが殉職するというショッキングな内容。だが、回を重ねるにつれ、コミカルな要素も含んだ痛快編に。しかし、後半は初心に戻り、かなりハードな展開に・・・と、全13話しかないが、かなり見どころがある。どうしても「プレイ~」と比較してしまうが、野際陽子の存在感は「オネエ」こと沢たまきにも負けていない。オフィスで、野際を中心にジュディ・オング、前田美波里が作戦会議をする場面が特にかっこいいのだ（会話は「敬語」で交わされるのが特徴）。また、ジュディ・オングが見せるアクションが見もので、ヤン・スーとの対決には驚いた。残念なのは、せっかく牧れい、ミッチー・ラブというアクション女優が出演しているものの、あまり見せ場がないことか（オープニングで見せるアクションは派手だが、本編にはない）。ゲストもクロード・チアリ、南原宏治など多彩。その他、無名の外国人が多数出演しており、国際色も豊か。これは逸品、「テレビ映画」ファンは必見！お勧めです。

「7人のリブ」。

誰に聞いても知らないと言う。

女性集団によるアクションドラマ。
それ「プレイガール」じゃないの？。
いえ、野際陽子さんは出てません。

じゃ、「キイハンター」だ！。
いえ、霊界の宣伝マンが出てませんでした。

あ！「ザ・スーパーガール」だよ！。
「レッドバロン」の牧れいさんも出てたし、
もちろん野際陽子さん出てたし、間違いないよ！。

…そうかな？そうなのかな？…。
でも、違うような気がする…。
パッとはじまって、気がつくとサッと終ってた…。

今でこそ1クール13話のドラマは
当たり前だけれど、当時全13話というと、
不人気のための打ち切りという、
不名誉な称号が与えられ、本作も再放送の機会を
失ったまま時は流れた…。

本年5月に発売された「伝説の昭和特撮ヒーロー」なる
ムック本に本作がカラーで採り上げられ、
ジュディ・オングさんのインタビューまで掲載されるという
快挙を果たした。その時にニュープリントと思しき、
画面写真が掲載されていたため、
もしや…とは思っていたが。

出演陣もなかなかに豪華。
牧れいさん（緊急指令10-4・10-10）
ミッチー・ラブさん（ジャッカー電撃隊）
天本英世さん（マイティジャック）
南原宏治さん（ダイヤモンド・アイ）
平泉成さん（ファイヤーマン）
中丸忠雄さん（大鉄人17）
蟹江敬三さん（ブニョ！）と、特撮ファンも要チェック。

ついに「7人のリブ」の謎のベールがはがされる！。
いつか見た、幻は幻ではなかったのだ！。

しかし、やはりディスク3枚に1時間モノ13話・・・。
詰め込みすぎのような…。せめて4枚に…。