ファイナルファンタジーIII の感想

※サンプル画像 クリックで拡大します

最近ようやくクリアしました。DS版は追加要素が3割くらい強みのように思いますけど、今はサービスが終了(ソフト2個用意すれば可?)してしまっていたので残念な結果になりました。それでも、とても良いストーリーで十分楽しめたので満足です。

任天堂Ｗｉｉのヴァーチャル・コンソールでファミコン版のＦＦ３を購入してプレイしました。そして、たった今（２０１１年１月２９日現在）クリアしました。クリアレベルは５３でした。

ＦＦ３発売当時は高校生でファミコンは卒業してＰＣエンジンに熱中していたので、リアルタイムでプレイした経験はありません。友人の間ではドラクエよりも面白いと評判でしたが、あまり関心がありませんでした（ＲＰＧが嫌いだった訳ではありません。マイナーな邪聖剣ネクロマンサーや凄の王伝説はクリアしました。でもなぜかドラクエやＦＦの名作は避けていました。）。

Ｗｉｉを購入してファミコンやＰＣエンジンのナツゲーをヴァーチャル・コンソールでちょくちょく購入していたところ、ＦＦ４（スーファミ版）があったので軽い気持ちで購入したのがきっかけです。・・・びっくりするくらい面白く、リアルタイムでやっていればと後悔するほどでした。そこで、続けてＦＦ３もプレイする事にしました。

３も４に負けず劣らず面白くはまりまくりました！思春期の多感な頃に出会っていたら衝撃だったろうなぁと思いました。当時のファミコンでここまでできたんだというのが率直な感想です。グラフィックは現在のハードと比べてさすがに見劣りしますが、内容で完全にカバーしています。傑作の部類でまだプレイしていない人には是非お勧めです！Ｗｉｉヴァーチャル・コンソールで５００円で購入出来ます。５００円でこの面白さだったら費用対効果があります（５００円は漫画の単行本より安いです！）。

内容はジョブシステムがゲームクリアのカギとなります。イベントはたくさんあり、熱中すること間違いなしです。経験値あげは賛否両論ありますが、ファミコン世代だから特に違和感なく受け入れる事ができました。しかし、最後のダンジョンは噂どおり、セーブポイントがなく苦しかったです。

ヴァーチャルコンソール（５００円）の場合、費用対効果、全体的に見て確実に買いの１本です！

基本的にDS版（iPhone版）の移植なので真新しい点はあまりありませんが、
PSP版で追加された機能がいくつかあります。

・画面比率が16：9になり、画質や音質が良くなった
・ギャラリーモード追加（イラストレーションやミュージックプレイヤー）
・移動中にアレンジサウンドとオリジナルサウンドを切り替えられる
・戦闘中にオートモード（2倍速機能）追加　　SELECTで実行／解除
・隠し要素に必須なモグネットが通信機能不要で進められる
・ジョブマスター認定カードが画面で確認できるようになった
・日本語／英語を切り替えられる

個人的には画質や音質が良くなったりオートバトル機能が搭載されたのは嬉しいですが、
もちろん機能追加でいいこと三昧なわけはなく、不満点も多いです。

・ロードが長すぎる
　データインストールしてても、ゲーム起動時ロードとセーブデータ選択後ロードが長すぎる。
　ゲームを起動してからゲーム開始まで約1分半はかかります。
　リセット時も同様の時間がかかるので、HP調整などで頻繁にリセットを行うプレイスタイルの人はイライラすること必至。
　また、フィールドから町などに入るときや町中の建物に入るときも2〜4秒ほどかかることがあり、
　あまつさえ戦闘中に盗むなどのアビリティを行動する際もたまに2秒ほどのラグがある場合があります。

・もっさり戦闘＆敵は最大3匹まで
　相変わらずのもっさり戦闘ですが、オートモード（2倍速機能）が搭載されたのでレベル上げは多少やりやすくなった？
　一度の戦闘での最大敵数が3匹なのもDS版と変わらず。

・ファンファーレが途切れる
　アイテムゲットや仲間が加わるときに流れるファンファーレが中途半端なところで途切れることが多いです。

・システム面が不親切すぎる
　セーブ時に、ロードしたデータではなく「新規データを作成する」にカーソルがいっているので、
　いちいち保存したいデータにカーソルを合わせないといけない。
　保存時も、

プレイ感覚はファミコン版そのままで、ジョブバランスなど、ファミコン版の悪いところを改善した完全版といったとこです。
ただ、個人的にＢＧＭのアレンジが気に入らなかったかな。
なんでもかんでもオーケストラっぽくしてみればいいというものではなかろうに。
タッチペンでの操作は以外と快適で、本体起動以外の全ての操作をタッチペンだけでこなせる為、本体を机に置いて片手プレイすることができます。

リメイクで固有の人格を持った主人公達ですが、
一部のイベントと５人目のＰＴメンバーとの会話、エンディングぐらいでしか個性を出す場面が無く、近年のＦＦの自己主張が強く独特のクセのある主人公達とは違います。
むしろオリジナルより喋り方が上品になって好印象なぐらいです。
「あくまでもＦＣ版の口の悪いガキ共じゃないと駄目なんだ！」と言う人以外は受け入れられると思います。

全体的には良い出来なのですが、人によっては致命的といえる欠点が、他の人も書いてますが、隠し要素を出すのに通信が必須なこと。
たまねぎ剣士や隠しボスは興味ない人は全く無い要素でしょうが、
各ジョブの最強装備まで通信必須ってのはあんまりじゃないかと・・・。