田母神新党 (ワニブックスPLUS新書) の感想
参照データ
タイトル | 田母神新党 (ワニブックスPLUS新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 田母神 俊雄 |
販売元 | ワニブックス |
JANコード | 9784847065521 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » 人文・思想 » 心理学 |
購入者の感想
都知事選の直前に立候補し、政党や団体などの支持母体を持っていないのにもかかわらず65万票を集めた氏が、自ら立ち上げる新党の理念と目標を高らかに掲げた本。
目的は、「日本をふつうの国にする」こと。政治家が自国の国益を第一として責任を持つこと(親中・従米は他国第一主義にほかならない)。「日本の儲けを第一に考えること」。「日本派の政治家を結集し、自民より右の勢力として国政に影響力を行使しうる存在となり、日本を危機的状況から救うこと」。氏らしく歯に衣着せない発言が並ぶ。「自主憲法」、「自衛隊を国防軍に」、「戦争できる国になるほうが、戦争抑止につながる」、「TTPには要注意」、さらに「核武装論」にも及んでいる。左ばかりか右と思しき自民党からも、批判どころ満載と言えるだろう。
しかし、氏は怯まない。これらの標語は、既存体制(与野党、マスコミ、経済界、利益団体)にとって、アンタッチャブルな内容を大いに含むが、氏は、その必要性を合理的に解き明かし、なぜアンタッチャブルになってしまったのか、アンタッチャブルのままでは日本が衰亡するだけではないのかという問いを平易でわかりやすい言葉で投げかけている。
自衛隊で幕僚長まで進んだ人だけに、評論家やTV芸者出身者にしばしば見られる時流に乗っただけなのかと疑いたくなるような軽薄さがなく、どっしりと構えたところには頼もしさを感じる。田母神新党が、政界の台風の目になって日本を現状から救う策源地となることを期待したい。
目的は、「日本をふつうの国にする」こと。政治家が自国の国益を第一として責任を持つこと(親中・従米は他国第一主義にほかならない)。「日本の儲けを第一に考えること」。「日本派の政治家を結集し、自民より右の勢力として国政に影響力を行使しうる存在となり、日本を危機的状況から救うこと」。氏らしく歯に衣着せない発言が並ぶ。「自主憲法」、「自衛隊を国防軍に」、「戦争できる国になるほうが、戦争抑止につながる」、「TTPには要注意」、さらに「核武装論」にも及んでいる。左ばかりか右と思しき自民党からも、批判どころ満載と言えるだろう。
しかし、氏は怯まない。これらの標語は、既存体制(与野党、マスコミ、経済界、利益団体)にとって、アンタッチャブルな内容を大いに含むが、氏は、その必要性を合理的に解き明かし、なぜアンタッチャブルになってしまったのか、アンタッチャブルのままでは日本が衰亡するだけではないのかという問いを平易でわかりやすい言葉で投げかけている。
自衛隊で幕僚長まで進んだ人だけに、評論家やTV芸者出身者にしばしば見られる時流に乗っただけなのかと疑いたくなるような軽薄さがなく、どっしりと構えたところには頼もしさを感じる。田母神新党が、政界の台風の目になって日本を現状から救う策源地となることを期待したい。