スローンとマクヘールの謎の物語 の感想

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参照データ

タイトルスローンとマクヘールの謎の物語
発売日2009-05-21
販売元レベルファイブ
機種Nintendo DS
JANコード4571237660078
カテゴリ機種別 » ニンテンドーDS » ゲームソフト » パズル・クイズ

購入者の感想

あるエピソードの最後の展開だけが紹介され、
なぜそうなったのかを推理していくゲーム。

ひとつひとつのエピソードは短く、
その解明をするのもそれほど時間を要しないが、
その分、エピソードの数は結構用意されているので
少しずつ暇を見つけてプレイするには最適。

謎がわかってしまえばエピソードの内容と結果は
ごく当然なつながりでしかないのだが、
理由が語られていない段階や、読んだ側が誤解している間は
なかなか真相が見えなかったりする。

それを解決するために文章中の気になる単語をタッチし、
そこからたどれる別の単語と結びつけて質問を作ると
「はい」「いいえ」「関係ない」という答えとともに
少しだけ真相に近づくことができる。

真相に気づき次第、「回答する」を選んで
本当に真相にたどり着いたかを確認する問題に
数問答えるという流れ。

叙述トリックが多いため、最初に読んだエピソードを瞬間に
勘が働いてすぐに真相が読める場合もある。
その割に、自分が聞きたい内容の質問が
どの単語から作り上げるのかがわからず
「したい質問ができない」という不満はちょくちょく感じる。

が、とにかくサクサク遊べるし、エピソードを解くたびに
誰かに話したくなるネタになるので結構楽しい。
ただし、第30幕あたりから
かなり強引にエピソードに仕上げていると感じるネタもあり、
情景が描かれていない以上、わからなくて当然だったりする。
結局は質問を繰り返して情報を引き出さないと回答できないものがあるのは残念。
できれば序盤にあったような、オチの効いたエピソードにして欲しい。

がっつりとゲームで遊びたい、というよりも
ショートショートや「世にも奇妙な物語」みたいなものが好きな人が
少しずついろんな物語を味わうためのゲーム。ゲーム好き以外にも割とオススメ。
タイトルが覚えにくいのが難点か。

おそらく全部で80話収録されていると思います(ゲーム内での画像が見られるギャラリー機能の枠が80個あるようなので)。60話を超えてきた時点での感想です。
内容は、北欧の文化の薫りがする知的推理ゲーム、といったところ。ストーリーの場面設定が日本向けにアレンジされているということはありません。ヨーロッパ圏の名探偵モノ(シャーロック・ホームズやエルキュール・ポワロなど)が好きな人なら楽しめるかと思います。逆に言うと、東洋的な要素は皆無に近いので、ヨーロッパが苦手なヒトにはつらいのかも(わたしは好きなので楽しめましたが)。日本の推理漫画でいえば、『名探偵コナン』よりも『金田一少年の事件簿』の方に雰囲気が近い気がします。全体的な雰囲気はドライでシニカルなところがあります。
それから、後半に進むに連れ、だんだん事件モノが多くなっていきます。冒頭の「リンゴが最後にかごに1つ入っていたのはなぜ?」といった牧歌的な物語よりも「なぜ彼女は殺してしまったのだろう?」とか「なぜ彼の容疑は晴れたのだろう?」とか。架空世界の殺人事件に免疫がないヒトには絵柄のダークさも相まってつらいかもしれません。逆に、そういうムードが結構好きな人にはたまりませんね。
推理の流れそのものは意外性に富んでおり、質問を繰り返すことによって新しい事実が浮かび上がってくるのも楽しいですし、また、ストーリーを聴いた(物語はすべて字幕付きで日本語で朗読されます。物語と物語をつなぐナレーションや問答部分は効果音のみです)直後に質問しなくても直感的なヒラメキで真相が分かったときも気持ちがいいモノですね。
というわけで、サスペンスとか推理とかロジックパズルが好きな人、またその楽しさを知りたいヒトにはおすすめです。
また、いくつかお話を暗記して家族や友達に出題する楽しみもあります。他の人にDSで物語をプレイしてもらうのも楽しいですよ(既に解いた物語を他の人にプレイしてもらう機能があります。使いようによってはコミュニケーションツールにもなりえます)。その意味では、手品が好きな人、テーブルトークRPGファンのヒトにも楽しめるかもしれないですね。

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