Black Star Elephant の感想

※サンプル画像 クリックで拡大します

“Am i wrong” で知りました。織り混ぜた民俗音楽を聴くと、どこか懐かしさを覚えるのはやはり人類はみんな同じルーツだからでしょうか。そんな事をあらためて気付かされました。

収録曲 :
01 Intro
02 Am I Wrong
03 Last Time
04 Leave Us
05 Know What I’m Not
06 Miracles
07 New In Town
08 My Melody
09 Powerful
10 Another Day
11 People
12 Runnin’
13 Imagine
14 In Your Arms
15 Homeless
16 Lakota
17 Thought I Knew
18 Arrival
19 When The Day Comes
20 Kokadinye
21 Imaa Imaa

　雄大なアフリカの自然と大地。物質的には豊かではないが，生き生きとした表情の人々。心の内を表したかのような陰影を強調したイメージ・ショット・・・大ヒットした「Am I Wrong」のヴィデオ映像です。この映像を見た後，Nico&Vinzのプロフィールを調べてみると，何故か「ノルウェー」の表記が。「？？？」と思ったのですが，よくよく見てみると，ニコ・セレバ，ヴィンセント・デリーというアフリカ系ノルウェー人のコンビなんですね。納得。で，この二人を見出したのが，かのブルーノ・マーズ。そりゃ良いわけです。
　アルバムは，アフリカの民族音楽をアカペラで歌い上げるイントロで幕を開けます。続くは，大ヒット曲「Am I Wrong」。70年代のニュー・ソウルを思わせるようなビターなメロディーを，伸びやかで凛としたヴォーカルで歌い上げています。孤高で強い意志を感じさせるメッセージ・ソングです。そのひたむきな姿勢に強く魅かれます。
　「Last Time」は，穏やかで軽妙なヴァースから，徐々に加速し，しなやかで疾走感のあるサビへと展開するアップテンポ。ホーン・セクションを起用したサウンドはモダンで，一方で，パーカッションを起用したビートの方は，大陸回帰的とも言える人間味にあふれています。この曲は最高にカッコいいですね。
　アコースティックで軽妙なサウンドに，ビターなのにどこか心温まる雰囲気も漂うメロディーの「In Your Arms」も素晴らしいですね。過酷な現実社会を生きながらも，安息場所があると訴えているのでしょうか。何か一筋の光明を感じさせる曲です。
　春の陽光のように柔らかくのどかな「Miracles」や「People」，陽気で爽やかな「Runnin’」，牧歌的なアップテンポ「Imaa Imaa」など，アフリカの自然と大地を想起させるナンバーが続きます。
　ベースはシンプルなロックであったり，R&Bなんですが，そこにモダンなホーン・セクションを大胆に取り入れたり，大らかで人間味あふれる，いかにも大陸的なパーカッションを取り入れたりと，懐かしくて新しいサウンドを展開しています。ロックとかR&Bとかジャンルなんてどうでもいい，とにかくグッド・ミュージックなんだ，そんな感じの1枚です。

「Am I wrong」が好きで買ったアルバムだったけど、
他にもいい曲がたくさんあって大満足です！

元々はENVYという名前で5年前から活動している、ノルウェー出身の黒人２人組。
youtubeでデビュー当時の海外のインタビューを見ると
「なんでノルウェー出身なのに黒人なの！？」という質問が多い。
日本人の私には良く分からないけど、めずらしいらしい。

音楽は、二人とも親がアフリカ人だからか、アフリカのサウンドとPOPが上手くブレンドされた
聞いていてとても心地いい音楽♪

２１曲のうち7曲がアフリカ民族？の挿入歌だったので
最初は「だまされたかも…」と思ったけど(笑)
でも、その挿入歌がアルバムの雰囲気を作っていて
最初から最後まで聞くと納得できる。

買って損はない、本当に良いアルバムです！
歌詞カードが入っていれば、尚よかった…かな。