エブリシング・ウィル・ビー・オールライト・イン・ジ・エンド の感想

グリーンアルバム以来のリックオケイセックがプロデュースということで、ブルーアルバムやグリーンアルバムを期待しすぎると『なんか違くないか？』ってなふうに感じてしまうと思います。
それは現在の成長したウィーザーが94年頃の自分達が音楽に対しあまりにも正直でピュアだった（良い意味で無知だった）あの時の気持ちを思い出そうと作ったアルバムのようでいても、けしてあの時のような音を出そうと寄せにいったり、置きにいったりしたアルバムではないからだと思います。初期からのウィーザーファンはこれまでの長い時期をブルーやグリーン（もちろんピンカートンも）に似た色のアルバムを期待し続けてたと思います。でも今作で、少なくても自分はハッキリしました、『もう何色だっていいや！』って事が。そして色々な経験をしてながら歳をとり、それでも音楽が大好きで、バンドが大好きで、楽器が大好きで、なんだか器用な大人になりきれないでいる人々の心に響くアルバムを久しぶりに作ってくれたウィーザーに本当に感謝です!!とにかく青春時代ような気持ちにさせてくれるので30〜40代前半の方でロックが好きな人、好きだった人に聴いてほしい。もちろん若い方々にも!!

もう、1st、2nd の時の感動は無いと思っていました。

今、こうしてこのアルバムを手に取っている自分がとても嬉しい。

非常に作り込んである一枚。

最初は、ちょっとサウンドがハードすぎるし、ギターソロもアメリカンロック的な感じに変わってしまったのかなぁ・・ちょっと違和感あるなという感想でしたが、聞いているうちにスルメ式に体にしみ込んでくる。
ブルーとピンカートン、そしてグリーンと比較された記事をよく見かけますが、それともちょっと違うんですよね。

ただ言えるのは、ブルーやピンカートンを初めて聞いた時のように、ずっとリピートして聞いていないと落ち着かなくて、
聞くたびにどんどん好きになっていっていること。

こういう瞬間をまた感じられるとは・・・

今、彼らが出せる最高の音楽を、ブルーやピンカートンとは別の音で、そしてweezer節で届けてくれている。
本当にすごいと思う。

近日のライブがYouTubeなどで見られますが、リバース、本当に気持ちよさそうに歌っていますよね。
長年のファンであれば、「あっ　リーバース戻ってきたんだな」と思う瞬間があったのではないでしょうか。
Go Awayのアコースティックライブ。（是非検索してみてください）
もう、言葉にできない胸にぐっとくるような感情というか、なんなんでしょうね。

僕はピンカートン時代のweezerを思い出しました。

是非皆さんに聞いてほしいと思います。