ペルソナ3 の感想

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参照データ

タイトルペルソナ3
発売日2006-07-13
販売元アトラス
機種PlayStation2
JANコード4984995900155
カテゴリ機種別 » プレイステーション2 » ゲーム » ロールプレイング

購入者の感想

高校生の少年少女たちが、当たり前の高校生活と、異常な戦いとを繰り返し、その狭間で紡がれる物語を描いた作品。

高校生として毎日を同級生など様々な人々と関わりあって絆を深める日常パート、主人公たちペルソナ使いを除いて誰もが時を停止させられる「影時間」で、奇怪な化け物を相手に戦闘を繰り広げる影時間パート、この二つがペルソナ3のメインとなる。

全体的にスタイリッシュなデザイン、ポップなキャラクター、それらを支える最高の音楽。素材は一級品である。戦闘システムもロジカルで楽しい。

だが、構成にはやや問題がある。

日常パートは頻繁にイベントが起こるものの、結局同じことの繰り返しで、たいへんなマンネリズムに陥っている。が、これはある意味正しい。ほとんどの人にとって高校生活はマンネリ化したものだったはずだし、それでも成長してその頃を振り返ったときにあの時はよかったと思えるものだからだ。

問題なのは影時間パートである。非日常パートと言い換えてもいい。満月が来るたびに影時間の支配者と対決するのだが、「満月の日に危機が迫る」と知ってしまっているので、やや予定調和の感がある。そしてなにより満月以外の日は「満月がくるまでは何も起きないことを約束されたトレーニング期間」に過ぎない。5分で見飽きるダンジョンで同じ敵相手にどれだけ戦いを繰り広げても、退屈な日常に輪をかけて退屈なのである。もしこの非日常が常に死の危険と隣りあわせの狂気の毎日であったなら、日常パートの怠惰な毎日も輝きを放ったに違いない。

移動が頻繁&そのたびにロードでテンポが悪く、マンネリに拍車をかける。マンネリが一方だけであれば各パートが別の価値を持っただろうが、マンネリにマンネリを重ねたのがこのゲームである。だから、このマンネリを耐えられる人は素材の質の高さを楽しめるし、そうでなければ飽きてやめてしまうだろう。評価の分かれ目はそこにある。

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