銀の匙 5―Silver Spoon (少年サンデーコミックス) の感想

中身の素晴らしさは、他の方々が書き尽くしておられるので、
八軒くんたちと同世代のうちの息子の反応を。
現在高３で、「エゾノーでなく札幌で進学した八軒」状態の息子は、
この巻もむさぼるように読み、笑ったり考え込んだりしたあとで、
ぼそりと「いいなあ・・・。」とつぶやいた。
エゾノーと対極にあるような、息子が通う高校。
受験のためだけに過ぎていってしまった３年間。
「一体高校で自分は何を得られたのだろうか？」と自問を繰り返す息子は、
自分は過ごすことのできなかった理想の高校生活を、
八軒くんたちと一緒に疑似体験しているようだ。
ほころびだらけの日本の教育システム。
その解決の糸口もたくさん隠されてるような気がする「銀の匙」から、
親子共々、ますます目が離せません！！！