妻二人 [DVD] の感想
参照データ
タイトル | 妻二人 [DVD] |
発売日 | 2014-06-27 |
監督 | 増村保造 |
出演 | 若尾文子 |
販売元 | KADOKAWA / 角川書店 |
JANコード | 4988111289599 |
カテゴリ | DVD » ジャンル別 » 日本映画 » ドラマ |
購入者の感想
大映の若尾文子と松竹の岡田茉莉子が対照的な人物を演じるミステリー作品。監督は増村保造。
岡田は、またしても、俗化した文学青年を愛する女性を演じている!!
一日も早いDVD化が望まれます!
岡田は、またしても、俗化した文学青年を愛する女性を演じている!!
一日も早いDVD化が望まれます!
これといった特徴はないけれど、目鼻立ちが整い美しく、なんとなくマネキン「和風なマネキン」を思わせる風貌の若尾文子が浮世離れした存在感を醸し、魅力的だし面白いです。
また、どことなくトリンドル玲奈に顔立ちが似た若き岡田茉莉子の個性的な美しさも堪能でき、味の異なる女優の風味が楽しめる「お得作」にもなっております。
劇中、若尾は和服が普段着で、他は洋服が普通な勤め先の出版社でも一人、バッチシ決めた和服姿がシュールな雰囲気を感じさせます。
そんな容姿の若尾が往復ビンタを連発され、狭い部屋を転げ回る場面があり、そこが時代劇で腰元や町娘が悪い殿様に捕まり、床の間で帯をほどかれ「あ〜れ〜」と回転しながら衣服がはだける(もはやコメディっぽい)場面を想起させ、なんか知らないけど個人的にツボで可笑しく、2回繰り返し見てしまいました。
物語は、「清く明るく美しく」をモットーにした若尾がこんこんと語る正論や四角四面な態度が夫婦間、そして父親と妹(江波杏子)にも居心地の悪さを生み出し、やがて取り返しのつかない事件へと発展していくてな感じ。
他に妻(若尾)と昔の恋人(岡田)の間で揺れる主人公(高橋幸治)の優柔不断さと変化を軸にした面もあり、増村保造監督が手慣れた演出で無駄なく快調に進め、また女優二人を魅力的に描くので、「それなりに濃厚な人間ドラマ」と「魅惑の女優映画」双方が楽しめる作品となっていたとの印象ですね。 ※しかし、江波杏子は若尾の妹には見えないなぁ
また、どことなくトリンドル玲奈に顔立ちが似た若き岡田茉莉子の個性的な美しさも堪能でき、味の異なる女優の風味が楽しめる「お得作」にもなっております。
劇中、若尾は和服が普段着で、他は洋服が普通な勤め先の出版社でも一人、バッチシ決めた和服姿がシュールな雰囲気を感じさせます。
そんな容姿の若尾が往復ビンタを連発され、狭い部屋を転げ回る場面があり、そこが時代劇で腰元や町娘が悪い殿様に捕まり、床の間で帯をほどかれ「あ〜れ〜」と回転しながら衣服がはだける(もはやコメディっぽい)場面を想起させ、なんか知らないけど個人的にツボで可笑しく、2回繰り返し見てしまいました。
物語は、「清く明るく美しく」をモットーにした若尾がこんこんと語る正論や四角四面な態度が夫婦間、そして父親と妹(江波杏子)にも居心地の悪さを生み出し、やがて取り返しのつかない事件へと発展していくてな感じ。
他に妻(若尾)と昔の恋人(岡田)の間で揺れる主人公(高橋幸治)の優柔不断さと変化を軸にした面もあり、増村保造監督が手慣れた演出で無駄なく快調に進め、また女優二人を魅力的に描くので、「それなりに濃厚な人間ドラマ」と「魅惑の女優映画」双方が楽しめる作品となっていたとの印象ですね。 ※しかし、江波杏子は若尾の妹には見えないなぁ