人間交差点(1)【期間限定 無料お試し版】 (ビッグコミックス) の感想

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タイトル人間交差点(1)【期間限定 無料お試し版】 (ビッグコミックス)
発売日2014-10-23
製作者弘兼憲史
販売元小学館
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

この漫画は、10代20代より30代以降の人達の方が、色々考えさせられる漫画かもしれません。出版自体は、80年代の頃の書籍のようなので、若干絵のタッチが古い印象がありますが、そこがまた心の郷愁を誘います。そういう訳で、20−30年経過して今に至る訳ですが、絵のタッチは別としても話しの内容は今でも遜色は無いです。やはり高度経済を経験した後、人間社会や人間心理も色々と変化したのでは?とこの漫画を見ると思います。例えば、機械化や合理性、人間性の欠落、それらが、高度経済を経験して今まで悪い意味で一貫しているのか?とこの漫画を違和感無く読んでいる自分を考えるとそういう疑惑が沸き起こります。

この漫画は、そういうマイナスワードがあるが故に、本当の人間の温かさに焦点を当てる場面が多いです。そして自ずと幼少時代を回顧するシーンも多くなります。言わずもがな、そのシーンは高度経済前の情景が多いです。「金と心の貧富は必ずしも比例しない」というのがもう一つのテーマかもしれません。

とにかく、この漫画の一つの成功にストーリーと絵を書く人が分業している点でしょう。これは「北斗の拳」にも言える事ですが、両者のいい点が存分に発揮できる訳です。特に両者の歯車が合えば、鬼に金棒。本書が正にそれでしょう。小説に劣らない重厚なストーリーと、緻密なタッチ。

こんな時代なので、心が殺伐としている人も多いでしょう。そういう人には一時のカンフル剤として読んで頂きたい。色々な人間がいるから「交差点」なのです。
時代を経ても薦められる優良ヒューマニズム社会派漫画です。

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