黒蝶のサイケデリカ の感想

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参照データ

タイトル黒蝶のサイケデリカ
発売日2015-01-29
販売元アイディアファクトリー
機種PlayStation Vita
JANコード4995857093700
カテゴリ機種別 » PS Vita » ゲームソフト » アドベンチャー

購入者の感想

始まりから仄暗くストーリーが展開されます。館で目覚めて、主要キャラが部屋に集まるところまでノンストップでドキドキゾクゾクさせられました。
ミステリーホラーを漂わせる音楽がとても印象的でした。大好きな世界観です。
その後のちょっと小休止的な部分やキャラ同士の掛け合いも嫌いではないし、どちらかといえばむしろ好き。
ヒロインの声も可愛く、嫌な感じはありません。クライマックスの場面などは感情移入を誘う効果も有り臨場感が上がったと思ってます。
でも、ゲーム後の感想はうーん・・・。

個人的にちょっとと思う事は、ものすごくストーリーに惹きつけられた時に「ショートエピソードを○個読め」の指示。
緊迫して先が気になっているのに、コミカルなショートエピソード見せられて気分が萎える。
全てのショートエピソードとは言わないけれど、大半は本筋に盛り込んで支障のないものばかりだと思います。なぜこのタイミングで二の足を踏まなきゃならんのだ!と何度思った事か。
あとはヒロインの気持ち。
攻略キャラたちは徐々に記憶を取り戻して好意的になります。好意的な理由もおかしくはありません。
当然乙ゲーなので、その中から一人を選ぶヒロインなのですが。それまで仲間意識だったと思ってたのが、唐突にただ一人を選ぶように感じます。
攻略キャラは皆魅力的なんですが、その中で彼を選んだ決め手は何ですか?って突っ込みたくなりました。
乙ゲ―ヒロインは多少の八方美人要素はあるものだと思ってますが、特に今回はそれを強く感じます。
途中まで同じストーリーで、最後に「A君を選んだ場合」「B君を選んだ場合」「C君を・・・」と結末だけが変わるラノベを読んでいるようでした。

攻略時間としては長くかかりませんが、かといってシナリオが薄いとも思いません。
フローチャートもとても便利でした(逆に便利過ぎて攻略中のキャラを長く楽しむ事ができなかった様にも感じ・・・?)。
ショートエピソードをもう少しうまく組み込んでくれたら・・・。構成的な面で私はのめり込めなかったのだと思います。

はじめ、続編の方が気になりどうせだからやってみようかなと購入しました。
総評としてはおもしろかったです。新品価格で買っても後悔しないくらいには好きなゲームになりました。
まずシステム。合間のエピソード開放がめんどくさいという人もいるでしょうが、取りこぼしなくスチルなど諸々回収できる効率の良さが気に入りました。セーブのし忘れがあってもシステムセーブさえされてればフローチャート画面で好きなシーンにもどってやれるのでやりやすかったです。ミニゲームが苦手な人でも一定ポイントは入るようになっているしポイント足りなくなったらタイトル画面からミニゲームだけやれるので親切な方だと思います。
次にキャラクター。全てのキャラクターが作り込まれててストーリーに埋もれたり一人だけ影が薄くなったりなどがなく良いなと思いました。
最後にストーリー。これはいろんな意味で予想を裏切られました。もちろん良い意味でです。展開もそうなんですが何より張り巡らされた伏線を気持ちいいくらい拾って丸く収めてくれたのが嬉しかった。いくつか残った謎もこれが続編に繋がるんだろうかと期待させてくれます。

個人としては主に上記の部分が気に入ったのですが、人に勧める上での懸念事項が二つあります。
一つ目は、主人公の個性が強いこと。キャラクターが作り込まれてると言いましたがこれは主人公にも当てはまり「主人公=自分」としてやる人には癖が強いかもしれません。
二つ目は、『乙女』ゲームではあるけれど『恋愛』ゲームではないところ。キャラクターを恋愛という意味で攻略したい人には向かないかと。恋愛要素が皆無な訳ではありませんが主題はそれではないのでトキメキとか求めてる人には物足りないでしょう。

フルコンプしました。この作品、私はもう200点満点の出来でした。乙女ゲームでここまで泣いたのは久しぶりだったのでレビューさせていただきます。

まず、人を選びます。それは間違いないです。主人公=自分に置き換える人は向いていません。
「萌えた」というより「深く刺さった」、そんな感想を抱きました。乙女ゲームって枠ですけれど、それだけに留まらずひとつのシナリオとして、ゲームとして面白いです。人間の悲しさ切なさ、脆さ汚さ絶望希望、言葉にすると途端陳腐になってしまいますが、そういうのが深く刺さります。
アドベンチャーゲームというよりノベルゲームです。個人的には出来のよい小説を読んだ感覚も残っています。文体がとても詩的です。美しい日本語ですが、簡素な文体を好む人は少し鼻につくかもしれません。
選択肢で分岐はしますが、好感度の累積ではなくフローチャートを上書きしてゆく形式です。未読が残っている箇所・分岐箇所が一目瞭然ですので、そこを選び、潰してゆくと新たなフローに進めます。
初周のプレイは結構「ん?」と首をかしげると思います。それ、全部伏線です。安心してください。
退屈になり始めた頃に事件が起こるので、飽きずに進められると思います。けれど、先に進むためには「ショートストーリー」を開放しなければならず、それに少々出鼻を挫かれるかも。テンポを乱す要因なのですが、それでも見ておくと後から「ああ!」となりますので、開放できるときに開放し、そのタイミングで読むのがベストです。(キャラ個別はそのキャラクター攻略時で差し支えないと思いますが)

正直なところ、私はレビューでの絶賛を見て購入したので、一周目クリア時は「そこまで絶賛するほど?」と思いました。ですが、違うのです。このゲームはフルコンプしてこそその真価が理解できます。
一度手にとったのなら、ぜひフルコンプをお勧め致します。気持ちよいくらい、風呂敷をたたんでくれます。
最後に、おすすめ攻略順をひとつ。鉤翅→鴉翅→山都→紋白→緋影 ぜひこの順でプレイしてください。

フルコンプ済みです。レビューを書くにあたってこれだけは言っておきます。ネタバレを見ずにプレイして欲しいです。そして、最後まで頑張ってフルコンプして頂きたい。

まずシナリオについてですが、細部まで丁寧に描かれています。本編は暗く、歪で哀しく描かれており、それが胸に突き刺さります。きっちり謎や伏線は回収されているのでシナリオ重視の方は安心してください。本編に重要な伏線張りをしているのがショートストーリーです。基本明るく心温まるエピソードが多いですがちゃんと本編とリンクしており、本編を進める前に読んでおくとハッとさせられます。
次に恋愛についてです。
キャラクターと恋愛してる気分は味わえません。主人公である紅百合とキャラクター同士のドラマでした。恋愛要素は少ないですが結構ラブラブしてます。どっぷり甘い時もあります。
そして、ミニゲーム(シューティングもどき)です。
私は難しいと感じませんが、苦手な方も多いと思うのでコツを少し。タッチとボタンで選べるのですが、私はタッチとボタン両方使ってプレイしました。タッチで蝶たちを捉え、ボタンで狩っていく感じです。蝶たちは続々と現れるので、ある程度蝶が密集してきたら、指で蝶たちをなぞってください。そして、ボタンを押す。それを繰り返していけば好評価いけるかと思います。このミニゲームはやらないという手がありますが、獲得できるポイントが少ないです。ポイントを使って本編を進めるようなシステムなので、苦手でもやっておいたほうがいいかと思います。
ひと括りにしてしまいますが、システム、グラフィック、音楽はとても良いです。システムはフローチャート機能があり、それをなぞっていくプレイになります。攻略もフローチャートを見て、埋まってないところ埋める感じです。グラフィックは全体的に綺麗です。様々な角度を使っているので、見るたびに新鮮な気持ちになりました。音楽は世界観に合っていて、すっと入ってきました。EDの曲は物語の象徴みたいなものです。

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