知命と立命―人間学講話 の感想

アマゾンで購入する

参照データ

タイトル知命と立命―人間学講話
発売日販売日未定
製作者安岡 正篤
販売元プレジデント社
JANコード9784833414111
カテゴリ人文・思想 » 哲学・思想 » 東洋思想 » 東洋哲学入門

購入者の感想

素晴らしい本です。
安岡先生の文章に接していると背筋がピンと伸びてきます。
是非、一人でも多くの方にこの本をお読み頂きたいと思います。

学問はその根本的な性質上3つ(三段階)に分けることができるそうです。

1.知識の学問
ドイツでは「労働知」というそうで、
その名の通り、知識を詰め込むだけの頭の機械的労働に過ぎない

2.智慧(ちえ)の学問
これは知識のような機械的なものでなく、
もっと生活的・精神的・人格的なもの
ドイツでは(人格形成や幸福や運命役立つので)「形成知」と呼ばれる

3.徳慧(とくけい)の学問
智慧の学問を更に深めると普通では容易に得られない徳に根ざした学問になる
これが(論語などの)『聖賢の学』で、ドイツでは「解脱知」、或いは「聖知」という

そして、安岡先生の『人間学』とは当然、「知識」を詰め込むものではなく
「智慧」から「徳慧」を目指すそんな学問です。

学問の目的の最も重要な一つとして
『書経』の 「自ら靖んじ、自ら献ずる」 を引かれ、
「即ち、内面的には良心の安らかな満足、
それを外に発しては世のため人のために自己を献ずる。」ようになるために学ぶのだと説かれています。
そして学問を続けるのは
「発達する自己を通じて、 何らか世のため人のために尽さんがためである。
そのために学び、そのために教学を重んずるのである。」
と、このように説かれています。

安岡正篤は本物の「先生」です。

あなたの感想と評価

コメント欄

関連商品の価格と中古

知命と立命―人間学講話

アマゾンで購入する
プレジデント社から発売された安岡 正篤の知命と立命―人間学講話(JAN:9784833414111)の感想と評価
2017 - copyright© みんこみゅ - アマゾン商品の感想と評価 all rights reserved.