おこぼれ姫と円卓の騎士7 皇帝の誕生 (ビーズログ文庫) の感想

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参照データ

タイトルおこぼれ姫と円卓の騎士7 皇帝の誕生 (ビーズログ文庫)
発売日2014-02-13
製作者石田 リンネ
販売元KADOKAWA / エンターブレイン
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カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

インペリアル・エッグの中のメッセージの通り、レティの正体を知る者が動き出しました。それもかなりの危険思想の持ち主で、彼が指名するのは「レティ」ではなくあくまでも「騎士王」。そのためにレティは彼の作る魔方陣によって、キルフ帝国の王宮の地下へと囚われてしまう。
レティの「アストリッド」への「逃げて!」という指示に、デューク達は間一髪逃亡、潜伏を余儀なくされる。

忽然と舞い戻ったアルトール王子ですが、アナスタシアやワレリー将軍らが彼に感じる以前の彼との違和感に、ゴス=エナージーによる憑依を思い出すデューク達。
その一方アナスタシアも、帝位継承にも名乗りを上げた弟に、誰を皇帝にすべきかだけでなく帝位そのものの意味を考え始める。

デュークが、さすがの円卓の騎士第一席の働きです。主君と離れてしまっても放たれた一言に込められた意味を読み取る、レティならどう考えるか、どう動くか。そうして出来る手を打っていく…。素晴らしい「あ・うん」の主従、レティとしてもその出来に感慨を深くしていたのですが―。

誰がどう皇帝を選ぶのか、騎士王の妄執に囚われた「彼」はどうなるのか。そういう話はもちろん、きっちり決着がつくけれど、それよりも何よりも、やっぱり薄いのかーと思っていたラブ方面が突然の展開に!。
これが、どう転んでくれるのかがまったく読めないので、ギリギリしてしまいます。ここでこう来ちゃうって、まずはやっぱり駄目方面なの、とフライングでヤキモキ。
紆余曲折あっても、最終的には彼女には彼じゃないと。念じて上手くいくものなら、頑張って祈ります。

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