神抱く凪の姫 ~キレ神様、お目覚めにございます~ (ビーズログ文庫) の感想

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参照データ

タイトル神抱く凪の姫 ~キレ神様、お目覚めにございます~ (ビーズログ文庫)
発売日販売日未定
製作者響野夏菜
販売元エンターブレイン
JANコード9784047289246
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

【あらすじ】

禍を招く黒牙神・嵐嶺をその身に封じる役目を負う≪神凪姫≫。十代目の≪神凪姫≫
の沙綾は、歴代の≪神凪姫≫の例に漏れず身体が重く辛い日々を過ごしていた。それ
と言うのも、黒牙神を封じる為に殆どの力を消費してしまうからだ。

しかし、そんな辛い日々に別れを告げる機会が思いがけずやってくる。沙綾の従者・渚
の失態により、黒牙神・嵐嶺の封印が解けてしまったのだ。

封印されていた積年の恨みを晴らしてくれよう!! と息巻く嵐嶺。だが、沙綾は嵐嶺
の封印が解けたことで身体が軽くなり、大喜び。

全く緊張感のない沙綾にキレる嵐嶺と、そんな嵐嶺を前にしても恐れないどころか平然
と毒を吐く沙綾。二人の小競り合いは延々と続くが――

【感想】

キレ神様と毒舌姫様のコントでほぼ構成されている物語だと思います(笑)
キャラが濃く、ストーリーはあるようでないので、キャラクターが合わないと読むのは
非常に辛いかもしれません。

序盤から既にテンションが高く、その状態で最後まで突っ走ります。勢いがあり、テンポ
良く進む点はとても良かったです。ただ、本編と呼べるものがないので、読後感は物足り
ない気がしました。

終盤、盛り上がりそうな展開を見せますが茶番で終わります……。流石に、何か一つくら
いは本筋のようなものが欲しかったです。

また、キレ神様と毒舌姫様が互いの何処に惹かれたのかが、良く分かりませんでした。

全体的に何がやりたい物語なのかが分からず、キャラクターだけの作品になってしまって
いるのが勿体ないです。折角の個性的なキャラクター達なのですから、彼らが生き生きと
活躍できる物語があれば良かったな、と思います。

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