ツンツンしてた小悪魔妹が嫁になるまでデレた理由 (二次元ドリーム文庫) の感想

昨今色々な方面で粗製乱造され、玉石混合っぷりが激しいツンデレものの作品です。
内容は…まあタイトルが全てを物語っています。
平凡な主人公が、密かに憧れていた女の子と、親の再婚をキッカケに一緒に暮らす事になるのですが、その子は主人公の事を痴漢と誤解していたりと印象が最悪だった、という設定です。
その後、大なり小なりのイベントを経て少しずつ誤解を解き、仲良くなっていき、とある出来事をキッカケに女の子がデレ期突入、ラブラブにという流れになります。
個人的に素晴らしいと思ったのは、普通このテの作品は大概エロシーンが7〜9割で設定やストーリーが二の次三の次である事が多いですが、この作品は主人公と女の子の関係が良くなっていく過程をしっかりと内容の半分ほどを使って描かれている所です。そのため話も面白く、ツンデレ感?もバッチリで、後半の2人の甘々なHも引き立っていて最高でした。

正直今まで、例えば兄妹なのに脈絡なく関係を持ち、ただヤりまくるだけの話や、何故かモテモテな主人公が序盤から女の子をとっかえひっかえヤりまくり、最終的にはハーレム状態という話が多かったりと食傷気味でしたが、久々にいい作品に出会いました。
オススメですよ!