俺のフラグはよりどりみデレ2 (あとみっく文庫) の感想

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参照データ

タイトル俺のフラグはよりどりみデレ2 (あとみっく文庫)
発売日2014-01-16
製作者栗栖ティナ
販売元キルタイムコミュニケーション
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

乙女の園・聖エスタド学園で謎の異能力の源「乙女の欠片」を宿す少女たちに囲まれた「主人公の力」を持つ少年・涼邑遼人が個性的な
ヒロインたちの争奪戦の的にされる物語、第二弾

物語は詩音の暴走事件の直後、寮生活を始めた遼人が寝起きを詩音に襲われている場面から始まる。相変わらず遼人を「王子様」と呼び
ヤンデレぶりを発揮しまくる詩音やツンデレ幼馴染の美緒が朝っぱらから始めるバトルに振り回されながら遼人は図書館で「乙女の破片」の
研究資料を漁る。クールな読書少女・周防藍花に手伝って貰い「乙女の破片」には少女のトラウマ的な記憶を封じる力が備わっている事実が判明
藍花へのお礼がてら出掛けたメイド喫茶でヤンキー娘の樹里や腹黒ぶりっ子の絵里菜に遭遇する遼人だったが騒ぎの最中、謎の怪物の襲撃を受ける
「乙女の欠片」が生んだと思われる怪物はやがて去るが、寮に帰った遼人を待っていたのは聖エスタド学園に転入してきた妹の涼邑紗々羅だった…

ううむ…相変わらず栗栖ティナらしい筋道を立てた話作りと、何故かそこだけがポコッと浮いている様な強引なサービスシーンへの導入が混在した
摩訶不思議な作品である。前巻では様々な謎を残したままだった「乙女の破片」に関して、その「乙女のトラウマを封じ込める」という作用と
詩音が口にしていた「いなくなってしまった王子様」の正体という「封印された過去」が今回の話の肝になっているのだが、二人のメインヒロインと
遼人の過去を知る存在として登場した今回のキーマンとなる遼人の妹・紗々羅のキャラ造形をその過去に見事に組み合わせている。登場早々に見せる
詩音と美緒への激しい憎悪、紗々羅の一人称が「ボク」になった理由や髪をショートカットにしている理由も含めて妹・紗々羅を構成する全ての要素を
過去の出来事とカチッと組み立てる辺りの話作りの手腕は「おお、やはり栗栖ティナは話作りが上手い」と唸らされる

特に遼人の脇腹に残されていた傷跡がいまだに遼人に対して想いを素直に伝えられず、今回も詩音や紗々羅といった遼人への行為を素直にぶつけてくる

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