ガールズ&パンツァー 4 (MFコミックス フラッパーシリーズ) の感想
参照データ
タイトル | ガールズ&パンツァー 4 (MFコミックス フラッパーシリーズ) |
発売日 | 2014-04-23 |
製作者 | 才谷屋 龍一 |
販売元 | KADOKAWA/メディアファクトリー |
JANコード | 9784040665481 |
カテゴリ | 本 » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック |
購入者の感想
フラッパー版コミックスもこれにて完結。
尺が足りなかったのか終盤の畳み方はやや急ぎを感じましたが
メディアミックス作品として途中で打ち切り投げせずに堂々と完結しました。
お話はこれまでと同様に大枠の展開こそ原作アニメと変わりませんが、先のアンツィオ戦で見られたように
アニメでは語られなかった部分を解釈の一つとして補完できるのがこの作品の見所だと個人的には思ってます。
4巻では決勝の相手にして西住みほのかつての母校である黒森峰女学園サイドの事情、
特に副隊長・逸見エリカの心情とみほの過去にスポットが当たっています。
アニメでは初登場時から終始嫌みで強気な態度を見せながら最後はあっさり挨拶を交わしただけで終わったエリカ。
みほとはどんな関係にあり、どのような経緯を辿って今の確執が生まれたのか。
因縁めいた理由があるのか、はたまた単なる恨み辛みなのか、色々想像させながらも本編では語られませんでしたが
このコミックス版ではそんなエリカの心情解釈を見ることが出来ます。
みほが黒森峰を去るに至ったきっかけ、みほ無き後の黒森峰でエリカがしてきた苦労、
大洗でみほが戦車道を続けていると知った時に湧いた動揺と憎悪、最後に交わした挨拶の裏にあった彼女の想い、
如何にして気丈な逸見エリカが作り上げられたのか、その答えとしては一読の価値あり。
アニメでは知りえなかったエリカなりの戦車道に対する責任と意地、西住姉妹への心の内を見れるという意味では
アニメの結末を知ってる人にこそオススメかもしれません。
蛇足ですが、エリカとは対照的にアニメ同様この作品でもまほの心の内はほとんど語られません。
妹ラブのイメージが定着していながら、公式では実は丸山ちゃん並に直接的な心理描写がないというのは面白いですね。
尺が足りなかったのか終盤の畳み方はやや急ぎを感じましたが
メディアミックス作品として途中で打ち切り投げせずに堂々と完結しました。
お話はこれまでと同様に大枠の展開こそ原作アニメと変わりませんが、先のアンツィオ戦で見られたように
アニメでは語られなかった部分を解釈の一つとして補完できるのがこの作品の見所だと個人的には思ってます。
4巻では決勝の相手にして西住みほのかつての母校である黒森峰女学園サイドの事情、
特に副隊長・逸見エリカの心情とみほの過去にスポットが当たっています。
アニメでは初登場時から終始嫌みで強気な態度を見せながら最後はあっさり挨拶を交わしただけで終わったエリカ。
みほとはどんな関係にあり、どのような経緯を辿って今の確執が生まれたのか。
因縁めいた理由があるのか、はたまた単なる恨み辛みなのか、色々想像させながらも本編では語られませんでしたが
このコミックス版ではそんなエリカの心情解釈を見ることが出来ます。
みほが黒森峰を去るに至ったきっかけ、みほ無き後の黒森峰でエリカがしてきた苦労、
大洗でみほが戦車道を続けていると知った時に湧いた動揺と憎悪、最後に交わした挨拶の裏にあった彼女の想い、
如何にして気丈な逸見エリカが作り上げられたのか、その答えとしては一読の価値あり。
アニメでは知りえなかったエリカなりの戦車道に対する責任と意地、西住姉妹への心の内を見れるという意味では
アニメの結末を知ってる人にこそオススメかもしれません。
蛇足ですが、エリカとは対照的にアニメ同様この作品でもまほの心の内はほとんど語られません。
妹ラブのイメージが定着していながら、公式では実は丸山ちゃん並に直接的な心理描写がないというのは面白いですね。
秋山殿の視点を中心に書かれた漫画版もついに最終巻。
黒森峰のヒール役エリカ副隊長のエピソードも交え、より深くガルパンを楽しめる構成になっています。
アニメ版では重くて暗くなる様な要素には深入りせずに軽く触れる程度でしたが、こちらはあえて突っ込んでいます。
攻撃を受けたら逆に相手に突っ込む方がかえって安全と言わんばかりに。
そのおかげで同じエピソードでもより深みを増すことに成功していると思います。
読む人の楽しみを奪ってしまうので詳しくは書きませんが、アニメ版の最終回を見て感動で泣いた私が、
こちらでは同情やなぐさめの気持ちで泣いてしまいました。
その他、今回も設定を活かした細かいエピソードの膨らませ方等も見どころで、
例えば川でエンストしたうさぎさんチームにレオポンチームが助言をしたり
戦車捜索に参加した風紀委員の数が50人増えていたり・・・
設定等を知っていれば、「確かに彼女ならそういう事しそうだよね」って要素が色々とまぶしてあります。
ゲームにOVA、月刊戦車道、CDドラマの新作等、まだまだ広がり続けるガルパンですが
是非この漫画版も手に取って欲しいです。
黒森峰のヒール役エリカ副隊長のエピソードも交え、より深くガルパンを楽しめる構成になっています。
アニメ版では重くて暗くなる様な要素には深入りせずに軽く触れる程度でしたが、こちらはあえて突っ込んでいます。
攻撃を受けたら逆に相手に突っ込む方がかえって安全と言わんばかりに。
そのおかげで同じエピソードでもより深みを増すことに成功していると思います。
読む人の楽しみを奪ってしまうので詳しくは書きませんが、アニメ版の最終回を見て感動で泣いた私が、
こちらでは同情やなぐさめの気持ちで泣いてしまいました。
その他、今回も設定を活かした細かいエピソードの膨らませ方等も見どころで、
例えば川でエンストしたうさぎさんチームにレオポンチームが助言をしたり
戦車捜索に参加した風紀委員の数が50人増えていたり・・・
設定等を知っていれば、「確かに彼女ならそういう事しそうだよね」って要素が色々とまぶしてあります。
ゲームにOVA、月刊戦車道、CDドラマの新作等、まだまだ広がり続けるガルパンですが
是非この漫画版も手に取って欲しいです。