フィリップス 【お家で生麺】 ヌードルメーカー HR2369-01 の感想

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私のウチはパスタ乾麺を大量に消費します。
かねてから生麺を家で作れたらいいな、と思い購入しました。
粉はみなさんどうされているか知りませんが、私はパスタという以上、デュラムセモリナ粉を使っています。
強力粉で代用できるとはとうてい思えないです。

1.6mmの角麺が出るアタッチメントを使っていますが(レシピ集では２ミリだが太すぎます)、乾麺よりははるかに美味しいです。
もし、単なる強力粉で作って市販の麺と比べて「おいしくない」というのは
この機器をフェアに評価したといえないと思います。
それはうどんとパスタを比較しているようなものです。
巷でしばしばパスタの生麺は販売されていますが、それよりは絶対においしいです。
パスタを評価している人は本当にデュラムセモリナ粉でうってみたのでしょうか。

職人が〜とか言っている人がいますが、この製麺機はそもそも原理が違います。
私もこれでなぜ麺ができるのが不思議で調べました。
通常、小麦などのグルテンをからみあわせるためと、
そんなに力を入れられないので職人はじわじわと時間をかけて圧力をかけます。

しかし、この機器は説明にあるとおり720Kg、人ではどうやっても出ない力で小麦に圧力をかけることで
グルテンをからみあわせています。
この方法は程度の差こそあれ、パスタ工場の動画を見るかぎりほぼ同じような方式であり、
機械ならではの製麺方法です。従来の安物パスタマシンとの決定的な違いです。

少なからずの人が「そんな数分、粉をこねて麺ができるのなら、職人は意味ないじゃないか」という
思い込みありきで一律に「まずい」「まずい気がする」と言っている気がしてなりません。
麺を作る原理が違うということは指摘しておきたいと思います。
それで作る麺に得意、不得意が出るのだと思います。

また、猛烈な圧力に耐えるために前面が金属ブロックです。
ネジ止めなのは安全性の面からも絶対に必要だと思われます。
それでも圧力がかかると動きます。