ミカグラ学園組曲2 無気力クーデター (MF文庫J) の感想

ミカグラ学園組曲二巻です。（読み終わった後の感想ですので未読の方はご注意を！）
楽曲が好きで小説化を楽しみにしていた一巻は世界観の説明とギャグだけで終わっていて
特に文章中のエルナのギャグシーンが多く、正直読むのが少し苦痛でした。エルナは一番好きなんですけどね･･！
おもしろいんですが文章の言い回しがくどすぎて、ダラダラ感が否めなかった印象でした。

でも今回の二巻は、もちろんエルナのノリノリさは変わらずですが
ちゃんと添削しているのか、一巻よりはスラスラ読めました。
クスリと笑うような場面も個人的にはありました。（単純ですがゴリラの件とか･･･）
一巻で複雑な学園と登場キャラクター数と･･･と設定の説明をしたので、二巻は大体突き進むのみでした。
物語の日数はそんなに進んでおらず、ストーリーがあるというよりは･･･キャラクター同士の楽しい日常です。

でも二巻の肝である「無気力クーデター」はちょっと消化不良というか、結構軽く、薄く･･･解決。
ＰＶを見直すと、「あぁ〜･･･」となりましたが、そんなに重大な事案ではなく、至極アッサリしていました。

とはいえキャラと、ぶっ飛んだ学園での生活は結構ワクワクしました。
エルナちゃんの周りには良い人ばっかりです。恋愛とかナシで普通に青春として楽しそう！
ただバトル描写などを求めるのは無理かな〜と思います。
でもずっと応援してきて、楽曲とキャラクターはとてもマッチしていて楽しかったので･･･
三巻も出るようなので期待します。今後の楽曲も楽しみですね。