歴史と外交─靖国・アジア・東京裁判 (講談社現代新書) の感想
参照データ
タイトル | 歴史と外交─靖国・アジア・東京裁判 (講談社現代新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 東郷 和彦 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784062879712 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 政治 » 政治入門 |
購入者の感想
靖国、慰安婦、竹島、台湾、原爆、東京裁判・・・対外的な関係の上で論争が続くそれぞれ歴史的問題の項目について、左右・上下と多角的な見方を提供してくれる。とかくこうした論点に関する本は、この道を歩むべし!という論調で、全く別の道を否定するような書き方が多いが、左右のバランス良く多角的な見方を提供する内容になっており、外国人と政治問題を語る機会がある可能性のある(大げさだが)全ての日本人は、一度良く読んでおいた方が良いと思う。
もう一つ素晴らしいところは、新書であるにもかかわらず、極めてしっかりした「註・参考文献」がついていることだ。とかく新書サイズなら、或いはハードカバーの大きな本でも、こうした「論拠・証拠」を示さないで俗説に反することを述べる本が多い中で、見習うべき姿勢だと思う。
著者は、ロシアを専門とされた元外務官僚。多忙でも、現役時代から本書にあるような考えに思いを巡らした上で、外交の実務に当たっていたと信じたい。
もう一つ素晴らしいところは、新書であるにもかかわらず、極めてしっかりした「註・参考文献」がついていることだ。とかく新書サイズなら、或いはハードカバーの大きな本でも、こうした「論拠・証拠」を示さないで俗説に反することを述べる本が多い中で、見習うべき姿勢だと思う。
著者は、ロシアを専門とされた元外務官僚。多忙でも、現役時代から本書にあるような考えに思いを巡らした上で、外交の実務に当たっていたと信じたい。