図解 戦闘機の戦い方 の感想
参照データ
タイトル | 図解 戦闘機の戦い方 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 毒島刀也 |
販売元 | 遊タイム出版 |
JANコード | 9784860103491 |
カテゴリ | ジャンル別 » 社会・政治 » 軍事 » 軍事入門 |
購入者の感想
レビュー[図解]戦闘機の戦い方(mixi)
軍用機の花形とも言える戦闘機、その戦闘機が今、どう用いられて、そのためにどのような仕組みを持ち、どのように戦うのかについて述べた本です。
入門的解説書にしばしばみられる、見開きの片方が文章、もう片方が図版という編集がなされています。
ただし、後述するように、航空自衛隊のイベントに初めて行って「戦闘機ってなんだろう」という疑問を持たれた、初心者の方々にはちょっと難しいかもしれません。
一般的に戦闘機全般についての解説書の多くが、その起源である第一次大戦から説き起こしていますが、この本はそういう歴史的な点は軽く触れるだけとして、現代の戦闘機に焦点を合わせています。もし、そういう本が必要なら、ここでブラウザの戻るボタンを押して、別の本を買うべきです(笑)。
2〜5章においては、特定の機種が例として挙げられていますが、適切な説明が付いているため、各項目について一般化したものになっています。(なお、戦闘機の構造は、戦闘機の形態や仕組みについての説明が主体であり、文字通りの“構造”ではない事にご留意ください)
この本が優れていると評価できるのは、ここに載せられている内容が、F-15を始めとする現在の戦闘機が意識している(まあ、F-35はちょっと違うかもしれませんが)、E-M機動理論という比較的新しい設計思想に基づいて、戦闘機の性能の評価を解説している所です。
E-M理論の他にも電子線、CCV、ステルス、視程外戦闘、データリンク等々重要なキーワードを余すことなくとは言いませんが、最低限拾ってあるようです。
最終的には、シミュレーションを通してそれらのキーワードを使用した戦闘がどのように行われるのかを、読者がイメージできるようにしています。
これらの内容に採り上げてある情報は、非常に詳細な部分に及んでいて、ぱっとネットなどで見ることのできないグラフ等も使われており、さすがに著者は長年航空雑誌の編集者をされているだけの事はあると感心しました。
軍用機の花形とも言える戦闘機、その戦闘機が今、どう用いられて、そのためにどのような仕組みを持ち、どのように戦うのかについて述べた本です。
入門的解説書にしばしばみられる、見開きの片方が文章、もう片方が図版という編集がなされています。
ただし、後述するように、航空自衛隊のイベントに初めて行って「戦闘機ってなんだろう」という疑問を持たれた、初心者の方々にはちょっと難しいかもしれません。
一般的に戦闘機全般についての解説書の多くが、その起源である第一次大戦から説き起こしていますが、この本はそういう歴史的な点は軽く触れるだけとして、現代の戦闘機に焦点を合わせています。もし、そういう本が必要なら、ここでブラウザの戻るボタンを押して、別の本を買うべきです(笑)。
2〜5章においては、特定の機種が例として挙げられていますが、適切な説明が付いているため、各項目について一般化したものになっています。(なお、戦闘機の構造は、戦闘機の形態や仕組みについての説明が主体であり、文字通りの“構造”ではない事にご留意ください)
この本が優れていると評価できるのは、ここに載せられている内容が、F-15を始めとする現在の戦闘機が意識している(まあ、F-35はちょっと違うかもしれませんが)、E-M機動理論という比較的新しい設計思想に基づいて、戦闘機の性能の評価を解説している所です。
E-M理論の他にも電子線、CCV、ステルス、視程外戦闘、データリンク等々重要なキーワードを余すことなくとは言いませんが、最低限拾ってあるようです。
最終的には、シミュレーションを通してそれらのキーワードを使用した戦闘がどのように行われるのかを、読者がイメージできるようにしています。
これらの内容に採り上げてある情報は、非常に詳細な部分に及んでいて、ぱっとネットなどで見ることのできないグラフ等も使われており、さすがに著者は長年航空雑誌の編集者をされているだけの事はあると感心しました。