千年戦争アイギス 月下の花嫁 (ファミ通文庫) の感想

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参照データ

タイトル千年戦争アイギス 月下の花嫁 (ファミ通文庫)
発売日販売日未定
製作者ひびき 遊
販売元KADOKAWA/エンターブレイン
JANコード9784047300552
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

特典の方がメインのような扱いを受けていますがあくまで小説の評価として書きます。
王子が原作だと無口キャラ、動じない、オドオドしない、女性に対して積極的、冷静、大人の雰囲気であるのに対し
この小説の王子はよくあるテンプレラノベの主人公です。
まず一人称が「僕」というのに凄まじい違和感を覚えます。原作をプレイして少ないとはいえど王子の発言シーンや
頻繁に見ることになるであろう寝室シーンを見ればまず「僕」はあり得ません。
さらに性格は冷静というより若干やれやれ系の入ったただの少年といった感じです。
なにかあるとすぐ!!などの感嘆符をつけて動じ
少し女性に言い寄られただけであたふたしラノベでよくある臭い発言(なんかすごくまずい気がする!社会的に!等)をします。
また原作では王子は前髪で目が見えないいわゆる顔をプレイヤーの想像にゆだねる形となっているのに対し
挿絵ではすごく普通のこれまた原作の王子の雰囲気からかけ離れたやや活発的な普通の少年の顔をしています。
ここは人によって意見は分かれるかもしれませんが私は顔は伏せたままで進めてほしかった側です。
他のキャラについては割とよく原作の雰囲気を崩さず掘り下げられていたと思います。
王子のキャラを変更するにしてももう少しラノベ的な臭い発言は控えてほしかったと感じました。

ユニットコードはあくまでおまけなのでそちらのレビューはしません。

本編ですが、平和な時代のログレスから始まり、ゲームのストーリー4である「神殿を守れ!」あたりまでの内容です。
キャラクタ同士の掛け合いがそこそこあり、本編ストーリーミッションの補完のような役割を果たしています。
なお、登場キャラクターは表紙のキャラが主要ですが、他の実装されているキャラクタの存在を匂わせるような記述もあります。

王子のキャラクタは普段はやや気弱で現状に不満を抱いているような少年ですが、やるときはやるといったキャラ付けがされています。
合う合わないは人それぞれかと思いますが、自分は特に違和感は抱きませんでした。
(ゲーム序盤と同じように、1巻の時点ではゴブリンやオークが強敵として描かれていますので、大英雄の王子は少し違和感があるかも)
文章は一部にやや読みづらい点と誤字がありますが、基本的にスラスラと頭に入ってきます。

本編ストーリーミッション中にはこういうやりとりがあったんだなぁ、と考えながら読むと面白いと思います。

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