コラテラル・ダメージ/イレイザー Blu-ray (初回限定生産/お得な2作品パック) の感想

ｲﾚｲｻﾞｰ、1996年製作、製作総指揮はマスク94年のチャールズ・ラッセル。製作アウトブレイク95年
の敏腕プロデューサー、アーノルド･ｺﾍﾞﾙｿﾝ・ｱﾝ・ｺﾍﾟﾙｿﾝ。ｺﾗﾃﾗﾙ・ﾀﾞﾒｰｼﾞ、2001年製作、監督はｱﾝ
ﾄﾞﾘｭｰ・ﾃﾞｨヴィス。

両作品をじっくりと観賞すると5年という歳月は彼にとっては短いようで長かったのかもしれない。
ｺﾅﾝで一躍有名になった彼だが、91年のﾀｰﾐﾈｰﾀｰ2、94年のトゥルー・ﾗｲｽﾞで爆発的なヒットとパワー
を見せつけ、その圧倒的な存在感は実に頼もしい限りだった。

この頃の彼の活躍を見ているとひとつの映画ジャンルを築いたといっても過言ではなかったと思う。
ﾀｰﾐﾈｰﾀｰの彼に対するイメージでｲﾚｲｻﾞｰを見ていても何ら引けをとらないくらいの活躍ぶりだし、作品
も冒頭の活劇に始まり見せ場タップリの演出でした。今後の彼に対する大作ｱｸｼｮﾝの期待度は大きかっ
たのではないでしょうか。

しかしｺﾗﾃﾗﾙ・ﾀﾞﾒｰｼﾞの作品においては全盛期のパワー感は落ちてしまっているように感じられました。
年齢的な問題もあったと思うし、何といっても心臓手術という大病を克服しての復帰ということでけっ
こう本人や監督も含めて苦労があったと思います。今作では普通の消防士という役柄で登場するわけ
だが、その技術的なｱｸｼｮﾝが見られなかったのはちょっとさみしかったです。爆発物を仕掛けて破壊す

るｼｰﾝなども消防士としてのテクニックは見られず、大味な展開になっていたような気がしました。
物語としては感動的でしたが。いずれにしてもｱｸｼｮﾝスターというのは大変ですよね。

はっきり言って、この２作品とも良作です。

シュワ映画といえば銃撃戦、爆発、無双というのはお決まりで、良作ともその感じの映画なのですが映画としての製作者側の意図は異なってると思います、

まずイレイザーですが、これはコマンドーやレッドブルなど頭を使わないようなバカ映画（いい意味で）がお好きなお方はまず気に入ると思います、クライマックスのレールガン無双は痛快です。ラストのえっ？と言わせるような展開もとてもいいです。個人的にはペパロニのおっさんが好きです

次にコラテラルダメージですが、これもドンパチ要素は相変わらずですが、鑑賞後になかなか考えさせられる作品ではありましたね。ラストのウルフの持っていたスイッチがまさか○○だったことなど、タイトルの「コラテラル・ダメージ」について考えさせられる映画でした。これまでのシュワ映画とは一線を画した映画だったんじゃないかと思いますね、

この２作がこのお値段なら買って損はないと思いますよ^o^