誰でもできるストーリー式記憶法 (角川書店単行本) の感想

本の内容自体はメチャクチャ斬新ということはない。
私は別の山口真由の本も数冊読んだので、正直既読感も強い。ただこれは味でもある。
なぜなら彼女の文章は、一貫したブレない文章だからだ。
商業臭さが薄く、当人の存在感がありありと出ている。
だからこそにじみ出る既読感でもある。実力主体でやっている人の文章は大抵こうなってしまうのだ。

とにかくストレートで正統派。
私を含め、世の多くの人はぐねぐね曲がりながら、騙し騙しやってきているものである。
カーブ主体で生きてきた我々には、ちょっと息が詰まる思いがするだろう。

真似はできないが勉強方法は非常に参考になった。
これからもどんどん本を書いて世に送り出してください。

　もっと固い本かと思いましたが、ユーモラスな記述に吹き出しながら、楽しく読めました。
　ただ、この本に書かれている、忘却曲線を考慮して、復習のタイミングを計りながら読む方法と、「７回読み」の方法との関連がよく分かりませんでした。
　最初に読んだ基準日から１日以内、１週間後、１か月後に読むとすると、たとえそれぞれの回で１回読んでしまうとしても、合計４回ですよね？？？