ホタルノヒカリ(3) (講談社コミックスKiss (562巻)) の感想

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参照データ

タイトルホタルノヒカリ(3) (講談社コミックスKiss (562巻))
発売日2012-09-28
製作者ひうらさとる
販売元講談社
JANコード登録されていません
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » コミック

購入者の感想

長い間待っていた、『こういう物をひうらさとるには描いて欲しかった』という作品の第3巻。1巻、2巻、ととても良い流れで来ていたので期待大で購入した。
やはり良い。主人公『蛍』の人との距離の取り方が絶妙なのだ。今の時代、こんな風に人付き合いが出来るのは理想ではないだろうか。蛍は散々悩んだりアホな事をしたり一生懸命になってみたり人に迷惑をかけたりしつつも、周りを愛し、愛されている。
なぜあえて『星4つ』にしたかと言うと、他の巻に比べて恋愛要素が多すぎる。ステキ女子の登場もその要素が多くてヒヤヒヤした。蛍とマコトとのやりとりは部長との関係を引き立てる為のスパイス程度に使ってもらいたいのだ。高野部長の出番が少ないのはこの物語においてはちょっと辛い所。部長と蛍の心和やかながらもちゃんと男女間の緊張度もあるやりとりこそがこの作品の見どころであるし、全てのキーだからだ。今回恋愛要素が多すぎるのも、部長の出番が少ないのも、良いストーリーへ運ぶ為のものだというなら問題は無いが。
ひうらさとるの笑いのセンスもまた良い感じに戻ってきた。フキダシの横の書き文字ひとつひとつまで注目。『干物、お披露目される』の回で着て行く物に悩む蛍の姿とそれに対する部長の姿がシンデレラと魔女になっている所など、さり気ないが笑える。
もう一つ注文をつけるのならば、蛍が3巻ではあまり『干物』じゃなくてキュートすぎる。やはり部長との絡みで干物ぶりを発揮してくれないとなんだか寂しい。
この調子で4巻にも期待できるので、3巻もやはり外せないだろう。

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