小野寺の弟・小野寺の姉 (幻冬舎文庫) の感想

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参照データ

タイトル小野寺の弟・小野寺の姉 (幻冬舎文庫)
発売日販売日未定
製作者西田 征史
販売元幻冬舎
JANコード9784344422513
カテゴリ文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学 » な行の著者

購入者の感想

映画はまだ見ていませんが、片桐はいりと向井理という配役は知っているだけに、原作の中の小野寺の弟、姉にドンピシャです。

私も姉という立場で、より子さんの気持ちがよくわかります。しかも女性として、独り身で年を重ねることでどうしても避けられない「あきらめ」がある一方、弟のためにも幸せにならないと・・・と思う気持ち。私も結婚していなかったら、感じただろうと思うので、より子さんの誕生日の夜の涙はせつなくてせつなくて(T_T)
弟の姉を思いやる気持ち、姉の弟を思いやる気持ち、それぞれが少しずれてることもあったり、それでいてここぞというときは誰よりも敏感にちゃんとお互いの異変は見抜く。親がなくて二人で生きてきたからこその絆であり、それに入り込めないことで去って行ってしまった彼女がいたり。。。この姉と弟を変だよと言ってしまう彼女なら、一緒にならなくてよかったかも、と思いますが、理解できて一緒に生きていってくれる人が現れてくれたらいいのになぁ~と心底思ってしまいました。
いい小説に巡り合えて、久々に本を読む楽しみにひたれました。

姉と弟の交互に語られる緩やかに過ぎる日常に癒されます。思いやっているからこそ、あえて口や態度に出さないというのが素敵です。なんでも自分が思った感情の捌け口を呟く現代に、小野寺姉弟は懐かしき良き時代を感じます。そこは人として見失ってはいけない部分かもしれません。
また小野寺姉弟に会いたいです。

実は小説は未見なのですが、映画が良かったので、そのうち買おうかなと思っています。
映画では姉役を片桐はいりが演じていて、すごくユニークで不器用な姉を好演していました。
弟役の向井理も良かったですね。

映画はふんわりコミカルタッチなほのぼの感でしたが、小説もきっとそうなんだと思います。
クスリと笑えてちょっぴり泣ける、そんなストーリーでした。
恋愛下手の二人は微笑ましく、お互いを思い遣っているのにうまく出せないところもなんだか愛おしかったです。

最後のエンドロールで原作があると知ったので、調べてみたらここにありました。
次の楽しみにしようかなと思います。
続編があってもいいんじゃないかな。

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