DRAMAtical Murder DramaCD Vol.2 の感想

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参照データ

タイトルDRAMAtical Murder DramaCD Vol.2
発売日2014-09-05
アーティスト私市淳
販売元インディーズレーベル
JANコード4529790600857
カテゴリミュージック » ジャンル別 » アニメ・ゲーム » アニメ

購入者の感想

キラル、淵井作品の真骨頂と言える切なくも後を引く余韻。
2時間20分というボリュームでクリアと蒼葉の物語を本当の意味で締め括る1作です。

このCDの前提として、声優の名義はCS版、TVアニメ版と同様のものとなっていますが
内容はPC版本編及びFDであるリコネクトと地続きのストーリーになっています。
濡れ場もしっかり存在しますし、
物語の時系列的にも前述の2作品をプレイしてから聴く事を強くお勧めします。

以下、内容に触れる感想となりますのでご注意ください。

前半は瀬良垣家で暮らすようになったクリアと蒼葉の
コメディタッチであったり、ほのぼのとして可愛らしかったりする日常の姿が描かれます。
恋人とはどうあるべきかを悩むクリアと、対する蒼葉のシーンは
クリアの真っ直ぐな一生懸命さと蒼葉の飾り気の無い優しさが本当に温かかったです。
クリア相手の蒼葉はどこかお兄さんっぽさがあって、
クリアに対する好意も素直に口に出してくれるところが良いですね。

後半では、前半のエピソードで影を落としていた現実がいよいよ明るみに出ます。
名前どおり、透明で純粋で綺麗な感情しか持っていなかったクリアに
「人間らしくなった」ことの証明として生まれた感情。
機械と人間という隔たりについての問題は、リコネクトで一度着地点が示されたと思っていていたので
まさかそれがここで引っくり返されるとは思いませんでした。
クリアの望みならなんでも叶えてやりたいという蒼葉の想いは
本編のバッドEDと通じるものがありますが
そこに悲壮感はなく、ただただ深い愛情があるだけで。

人間らしさとは身体的なものだけではなく
心、願い、そこから生まれるエゴ、それを他者に突きつける身勝手さ、
清濁併せ持った感情全てが人間なのだということ。
それを蒼葉から教わり、人間として生きるために人間から最もかけ離れた手段を選んだクリアに
とても人間らしい強さを感じました。

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