そして父になる【映画ノベライズ】 (宝島社文庫) の感想

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参照データ

タイトルそして父になる【映画ノベライズ】 (宝島社文庫)
発売日2013-09-05
製作者是枝 裕和
販売元宝島社
JANコード9784800215154
カテゴリジャンル別 » 文学・評論 » 文芸作品 » 日本文学

購入者の感想

 読んでいる途中にふと思ったことだけど、なんで『父』だけなんだろう。
 野々宮良太の変化を主なテーマにしているせいだとは思うけれど、別に『親子』でも『家族』でもよかったはずだ。

 だけど、終盤になるにつれてその理由がわかってきた。
 これは、『下の句』を読んでいるのだと。

 女は子供が生まれた瞬間から『母』になる
 男は子供と一緒に過ごし、そして『父』になる

 是枝監督は、このようなことを言いたかったのではないのかと思う。
 またこの世のすべての男性に、「子供が生まれることを不安に思うことはない」と伝えたかったのかもしれない。

 読み終えると、より映画の公開が楽しみになってくるので、行こうと思っている人には読んでもらいたい。

大人の都合や気持ちで振り回される子供の気持ちを考えると悲しくて可愛そうで泣けました
親の気持ちも分かるけど何よりも二人の子供が大人に気を使ってどれだけ耐えてるのかと思えば涙涙です

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