ドラッカー名著集7 断絶の時代 の感想
参照データ
タイトル | ドラッカー名著集7 断絶の時代 |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | ピーター・F・ドラッカー |
販売元 | ダイヤモンド社 |
JANコード | 9784478000571 |
カテゴリ | » 本 » ジャンル別 » ノンフィクション |
購入者の感想
ドラッカーの著作は、経営・組織などのマネジメント分野と、政治・経済などの社会学的なものとに大別されるが、本書はどちらかというと後者に属する。既に1960年代にして経済のグローバル化、コンピュータの発達による情報化社会の到来(まだITという単語も無い)、民営化、教育問題といった、現代社会が今もって抱えている病巣を予見しているのだから恐れ入る。現代に生きる我々が読んでも目新しさはあまり感じないかもしれないが、そんな目新しくない事象の殆どは、実は本書が端緒となっている。本書によって、経営学者としてのみならず社会学者・哲学者としての名声は不動のものとなったと言っても過言ではない。
なお、個人的に職業柄一番気になったのは、「退職金・企業年金は、被用者を雇用主に縛り付ける『金の足枷』である」との論。これもドラッカー発だったのか!?
なお、個人的に職業柄一番気になったのは、「退職金・企業年金は、被用者を雇用主に縛り付ける『金の足枷』である」との論。これもドラッカー発だったのか!?