ASIAN KUNG-FU GENERATION THE MEMORIES 2003-2013 (ぴあMOOK) の感想

ASIAN KUNG-FU GENERATIONの10年の活動をまとめたフルカラーのヒストリーブック。年度別に年表、ディスコグラフィー（ジャケイラストあり）、当時を振り返る回顧録といった構成。
回顧録は喜多、山田、伊地知の3名による鼎談と、何故か1人別になっている後藤、イラストレーター・中村佑介のそれぞれが当時を振り返って語っている。
中村祐介の手によるジャケットイラストの未使用ラフデザイン（別バージョンというべきか）も掲載されている。ラフデザインといっても素人目には実際に使用されたものと比較しても遜色ない出来にも見える。
アジカンと親交の深いホリエアツシ、細美武士、金澤ダイスケの3名がアジカンとの思い出を語るインタビューも収録。
他、メンバーへの50問のQ&Aコーナーがあり。一つひとつの回答は短いけど、内容は興味深く読める。
最後にメンバーのメッセージと簡単なアンケートがあり、バンド自身の好きな曲や近年の影響を受けたアルバムなどを挙げている。

概ね満足のいくムックだったが、写真やジャケ絵（未使用ラフデザイン含む）が、もう少し大きいサイズで掲載されていても良かったような気もする。