古代中国の文明観―儒家・墨家・道家の論争 (岩波新書) の感想
参照データ
タイトル | 古代中国の文明観―儒家・墨家・道家の論争 (岩波新書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 浅野 裕一 |
販売元 | 岩波書店 |
JANコード | 9784004309444 |
カテゴリ | 哲学・思想 » 東洋思想 » 中国 » 諸子百家・儒教・道教 |
購入者の感想
古代中国の環境問題をとらえ、その視点から儒家・墨家・道家を論じた書。三者の思想をそれぞれ楽観論、節約論、文明批判論とした構図は現代においてもそのままあてはまり、理解しやすい。
ただ逆に言えば、現代の観点から古代思想を無理矢理三分したような印象を受ける。「天人の分」は楽観主義にどう結びつくのか、墨家は環境問題をどこまで意識していたのか・・・このあたりの説明に強引さも感じる。
各思想家に対する説明はわかりやすいので、一つの観点として読むには面白い一冊ではある。
ただ逆に言えば、現代の観点から古代思想を無理矢理三分したような印象を受ける。「天人の分」は楽観主義にどう結びつくのか、墨家は環境問題をどこまで意識していたのか・・・このあたりの説明に強引さも感じる。
各思想家に対する説明はわかりやすいので、一つの観点として読むには面白い一冊ではある。