最強の不良が女体化! ツンデレ俺口調の美少女に! ?(ぷちぱら文庫165) の感想

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同名PCゲームのノベライズで、展開は原作とほぼ一緒です（あとがきにも書いている通り、設定のため季節だけ違っている）。
本作はひょんな事から美少女になってしまった少年昴（題名では不良とあるけど、実質硬派で喧嘩好きな武道少年）とその親友である少年皆斗（こうしたラノベにありがちな得意分野は頭脳系のヘタレ気味少年）とのお話。
すなわちお湯をかぶっても元に戻らない某ら○まモノと思ってもらうと分かりやすいですね（女化した昴がすばると表記されている時点で確信犯）。

当初すばるは自分が女になってしまった事に戸惑って受け入れられず、その一方で美少女となってしまった肉感的な親友のすばるに戸惑いながらも惹かれてしまう皆斗が当初の見どころになります。
中盤まで完全に内面が男であるすばるは親友の皆斗に性的な目で見られ迫られることに本気で引いて拒んでおり、書籍で読むとすばるの男口調をボイスとイラストで補完される部分がないためBLモノにも見えてしまいます。
（男の状態のすばるのイラストはないとはいえ、厚い胸板とか丸太のような足等男だった時の昴の身体的特徴に何度も触れられているため、余計にそう思ってしまうのかも）。
とはいえ本質的には誠実な皆斗少年は親友のため何とか元の男に戻れるよう協力していくのですが、すばるもまた内面的にも女性化していく中で自分のために一生懸命になってくれる親友を今までにない目で見てしまうようになります。
（ここのあたりのすばるが実に可愛く描かれていて素晴らしいですね。皆斗が自分を性的な目で見ている事も渋々ながら受け入れて徐々に性的な行為にも積極的になっていく。）
やがて男に戻れる最後のチャンスを目前にしたすばるは皆斗の危機を見過ごせず、自ら女のまま共に生きる事を選択して自ら唇を重ねていき、二人は身も心も結ばれます。

「＜女＞のままでいい」
「ったく。俺に女の悦びを教え込んだだけじゃなくて、こんな気持ちまで目覚めさせやがってよ…」

そして、そのまますばるは皆斗の子供を産める身体になった自分を実感し、二人の子供を望みながら子作り行為を始めます。