NHK特集 行 ~比叡山 千日回峰~ [DVD] の感想
参照データ
タイトル | NHK特集 行 ~比叡山 千日回峰~ [DVD] |
発売日 | 2010-09-24 |
製作者 | ドキュメンタリー |
販売元 | NHKエンタープライズ |
JANコード | 4988066172205 |
カテゴリ | » DVD » ジャンル別 » ドキュメンタリー |
購入者の感想
本当に素晴らしい作品です。過去がどうであれ、今を全力で生きることを教えてくれます。しかも、いつも言い訳ばかりして自分で決めたことを先延ばしにしてばかりいる私に対し、カツを入れてくれます。酒井大阿闍梨は自分で決めたことをただ黙々とやっているだけですが、口で言われるより余計に心に響きます。
そして「限界を超える」という言葉を体をもって教えてくれます。(限界はただ我々が勝手に作っているだけなんでしょう) また音楽がとても悲しく、心を締め付けられながらいつも見ています。本当に何度も何度も見たくなる作品です。
なお、千日回峰行のことをもっと詳しく知りたかったら、上原行照大阿闍梨を追い続けた「道心」がお薦めです。残念ながらアマゾンでは売っていませんが、ソニー・ミュージック・ショップで簡単に購入できます。京都大回りや土足参内や十万枚大護摩供がとても詳しく映っていて、堂入りが終わった後にまだまだ苦行が残っていることがよくわかります。
そして「限界を超える」という言葉を体をもって教えてくれます。(限界はただ我々が勝手に作っているだけなんでしょう) また音楽がとても悲しく、心を締め付けられながらいつも見ています。本当に何度も何度も見たくなる作品です。
なお、千日回峰行のことをもっと詳しく知りたかったら、上原行照大阿闍梨を追い続けた「道心」がお薦めです。残念ながらアマゾンでは売っていませんが、ソニー・ミュージック・ショップで簡単に購入できます。京都大回りや土足参内や十万枚大護摩供がとても詳しく映っていて、堂入りが終わった後にまだまだ苦行が残っていることがよくわかります。
このDVDは、1979年1月5日に放映されたNHKスペシャルをDVD化したものです。個人的には最高レベルの衝撃を受けた映像でした。
「千日回峰」は、文字通り死ぬ覚悟でやるような極限の修行です。途中での失敗は死を意味しているので、失敗時に自害するための短刀を常に携帯して歩いています。服装も白装束です。
千日回峰の行は、毎日3‐4時間の睡眠だけで7年間にもわたります。
比叡山の山の中を毎日午前2時に出発し、真言を唱えながら260箇所で礼拝しながら歩き続けます。けもの道のような山道を毎日30キロ6時間で歩き続け、それを4年間も続けます。
その後、「堂入り」というものがありますが、この映像が衝撃的でした。
9日間の断食と不眠を続けます。水分すらとれないし横にもなれません。
不動明王の前に座り真言を唱え続け、毎朝午前2時には堂を出て不動明王に水を運び供えます。
命がけの行なので「堂入り」前に「生き葬式」すら行われます。
堂入り(不眠と断食)の9日目。最終日の表情は衝撃です。生きながら死んでいるような状態で、初めてこんな極限状態にいる人間の表情を見ました。体から死臭すらするとのこと。
人間は精神と祈りの力だけでここまで生命力を保てるのか、と。衝撃と共に感動を感じました。
この生死を賭けた堂入りの後、行はまだあと3年も続きます。
これまでは自分のための「自利行(じりぎょう)」で、この「堂入り」を経て自分以外のための「化他行(けたぎょう)」へと移行します。こういう修行を経験した人こそが、やっと他人のために生きる修行ができるとのこと。
『修業は初め、己のためにであり、それを乗り越えた暁に、他者のための行が始まる。』
酒井大阿闍梨の言葉は、重いです。
7年に渡る「千日回峰」で歩く距離は約4万キロ。これは地球1周分にも相当します。
この「千日回峰」を成し遂げたのは延暦寺の記録では47人しかいないとのこと。
さらにすごいのは、この酒井大阿闍梨は、なんと1回目がおわった半年後には2回目に入り、それも完遂しています。
「千日回峰」は、文字通り死ぬ覚悟でやるような極限の修行です。途中での失敗は死を意味しているので、失敗時に自害するための短刀を常に携帯して歩いています。服装も白装束です。
千日回峰の行は、毎日3‐4時間の睡眠だけで7年間にもわたります。
比叡山の山の中を毎日午前2時に出発し、真言を唱えながら260箇所で礼拝しながら歩き続けます。けもの道のような山道を毎日30キロ6時間で歩き続け、それを4年間も続けます。
その後、「堂入り」というものがありますが、この映像が衝撃的でした。
9日間の断食と不眠を続けます。水分すらとれないし横にもなれません。
不動明王の前に座り真言を唱え続け、毎朝午前2時には堂を出て不動明王に水を運び供えます。
命がけの行なので「堂入り」前に「生き葬式」すら行われます。
堂入り(不眠と断食)の9日目。最終日の表情は衝撃です。生きながら死んでいるような状態で、初めてこんな極限状態にいる人間の表情を見ました。体から死臭すらするとのこと。
人間は精神と祈りの力だけでここまで生命力を保てるのか、と。衝撃と共に感動を感じました。
この生死を賭けた堂入りの後、行はまだあと3年も続きます。
これまでは自分のための「自利行(じりぎょう)」で、この「堂入り」を経て自分以外のための「化他行(けたぎょう)」へと移行します。こういう修行を経験した人こそが、やっと他人のために生きる修行ができるとのこと。
『修業は初め、己のためにであり、それを乗り越えた暁に、他者のための行が始まる。』
酒井大阿闍梨の言葉は、重いです。
7年に渡る「千日回峰」で歩く距離は約4万キロ。これは地球1周分にも相当します。
この「千日回峰」を成し遂げたのは延暦寺の記録では47人しかいないとのこと。
さらにすごいのは、この酒井大阿闍梨は、なんと1回目がおわった半年後には2回目に入り、それも完遂しています。