特許翻訳の実務 英文明細書・特許法のキーポイント (KS語学専門書) の感想
参照データ
タイトル | 特許翻訳の実務 英文明細書・特許法のキーポイント (KS語学専門書) |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | 沢井 昭司 |
販売元 | 講談社 |
JANコード | 9784061556232 |
カテゴリ | ジャンル別 » 科学・テクノロジー » 工学 » 発明・特許 |
購入者の感想
本書は、特許翻訳における小手先のテクニックよりも、仕事を受任する場合の基本姿勢(心構え)や、仕事の進め方について詳細且つ丁寧に記載している。
私自身も、特許事務所で翻訳業務に携わっているが、筆者の姿勢には非常に学ぶものが多かった。
特に感心したのは、「直訳」「逐語訳」「ミラートランスレーション」についての説明である。
「特許翻訳は、逐語訳でなくてはならないとか、ミラートランスレーションでなければならないとか言われる・・・これらの発言をする人たちは何を根拠に発言しているのだろうか。殆どの人は、聞き伝えで他人の言うことを何の根拠もなく信じているのではないか」・・・ここまで踏み込んで記載した本は、本書が初めてであると思う。
また、日米欧の特許法及び審査基準の相違についても、非常にコンパクトに纏められている(筆者の個人的見解には、必ずしも賛成できないものはあったが)。
いずれにしても、大変な良書であることは確かである。プロの翻訳者の方々にも、一読を薦めたい。
私自身も、特許事務所で翻訳業務に携わっているが、筆者の姿勢には非常に学ぶものが多かった。
特に感心したのは、「直訳」「逐語訳」「ミラートランスレーション」についての説明である。
「特許翻訳は、逐語訳でなくてはならないとか、ミラートランスレーションでなければならないとか言われる・・・これらの発言をする人たちは何を根拠に発言しているのだろうか。殆どの人は、聞き伝えで他人の言うことを何の根拠もなく信じているのではないか」・・・ここまで踏み込んで記載した本は、本書が初めてであると思う。
また、日米欧の特許法及び審査基準の相違についても、非常にコンパクトに纏められている(筆者の個人的見解には、必ずしも賛成できないものはあったが)。
いずれにしても、大変な良書であることは確かである。プロの翻訳者の方々にも、一読を薦めたい。