「咲-Saki- 全国編」 五 [Blu-ray] の感想

９話は、もうやり過ぎ（無印の衣戦以上）なくらいに強烈
な演出がむしろ気持ちいい初美の上がりが、副将戦の終盤
を強く印象付けてくれました。

ＢＧＭも含めて、この巻では派手目な見所と聞き所が多い
印象です。

特に、初美と豊音関係は禍々しさ溢れる映像と、それとは
対照的にどこかのんきな二人の口振りのギャップなどが楽
しめました。

ですが、９話

・帽子をいったん外す豊音

１０話

・町を見つめる豊音とシロ
・まだ寝てる神代

など、細かい見せ場も多く、メリハリの効いた構造になって
いると思います。

また、ストーリー上大きなポイントとして、今まで断片的に
描かれていた宮守メンバー結成が遂に最後まで明らかになっ
た所も挙げられると思います。　特に、セリフ自体は少ない
エイスリンが、ルールさえ分からないのに仲間になった件
が、強く、記憶に残りました。

もう一つ、特徴的なのが、咲と和の会話です。

この巻で二人が直接話すのは、副将戦と大将戦の間と、大将
戦休憩時間の二回だけですが、二回とも、他校と比べて非常に
あっさりしています。　交わされる言葉も、とても普通ですが、
だからこそ、今までで描かれてきた二人の信頼関係や距離の近さ
が、かえって強調されているように思えます。　これは、それ
こそ、第１シリーズの冒頭から続いている関係だからこそ、
出来るものだと思います。

試合は大将戦、しかも後半戦へ突入した段階で６巻に続く内容
になっていて、残り話数で語られるであろう物語に期待が膨らむ
一本だと感じました。

準々決勝副将戦が終了し大将戦に行く9話と10話。
ついに個人的にとても待ち望んだ咲さんが全国初お披露目になります。
でも9話では思ったより目立たず控えめな対局で終わります。
1期のような派手さが無い嶺上開花2回して前半戦終わります。
9話、10話は豊音と末原2人の印象が強いので咲と霞はあまり目立たないです。
でも1回目の末原の立直からの大明槓嶺上開花責任払いのシーンは咲がかっこよくて好きなシーンです。