潮流+4 の感想
参照データ
タイトル | 潮流+4 |
発売日 | 2014-06-11 |
アーティスト | アントニオ・カルロス・ジョビン |
販売元 | ユニバーサル ミュージック |
JANコード | 4988005827432 |
Disc 1 : | イパネマの娘 やさしき調べ テーマ・ジャズ スー・アン リメンバー 潮流 タカタンガ カリベ ロッカナリア テーマ・ジャズ (別テイク) (追加曲) (ボーナス・トラック) 潮流 (別テイク) (追加曲) (ボーナス・トラック) テーマ・ジャズ (別テイク) (追加曲) (ボーナス・トラック) テーマ・ジャズ (フル・マスター・テイク) (追加曲) (ボーナス・トラック) |
カテゴリ | » ミュージック » ジャンル別 » ワールド |
購入者の感想
俗称が「波パート2」と言われるだけあって、確かに名作「波」と被るところは多いのだが、アレンジが名匠クラウス・オガーマンからエウミール・デオダートに変わったことで、斬新さとスケール感が増幅したように感じられる。全盛期のデオダートは、個人的にブラジルにおいては三本指に入るくらいの天才的なアレンジャーである。彼の持ち味は何と言っても、ストリングスアレンジ。十代から業界に身を置いているだけあり、ポップ的な視野にも目配せしているところが実に職人的である。自身もアレンジャーとして名を馳せたジョビンが、ボサノバ第二世代と言えるデオダートにアレンジを委ねたのも、彼の才能を認めたからに他ならないだろう。特徴としては、ジョビンのジャズ的アプローチとしてはほぼ唯一と言われる三曲目が注目すべき所であるが、個人的にはやはり一曲目である。ヴィニシウスのいささか内向的な詩が印象的であった元歌が、ここまでスケールの大きい曲に化けるとは・・・・。やはり、名盤には変わりはないのである。