Homeland の感想

大槌町出身の臼澤みさき（1998年生まれ）、14才中学2年生のファースト・ミニ・アルバム。
2010年の「第49回日本郷土民謡協会主催 青少年みんよう全国大会」でみんようグランプリ受賞、2011年の「第25回外山節全国大会」では少年少女の部で優勝。

2011年3月11日、東日本大震災によって、彼女が生まれ育った大槌町は大きな被害を受ける。家族、友人、親戚、もちろん家も流され全てを失い避難所生活を送る人たちのために歌による慰問活動を続け、被災地で民謡を歌う女の子としてテレビで注目を集め2012年7月にファーストシングルを発表。シングル「故郷 縲廝lue Sky Homeland縲怐vではふるさとを離れた人が、遠く切なくふるさとを想う気持ちが込められている。

2012年10月、待望のミニ・アルバムがリリース、タイトルは「Homeland」。 “SeanNorth” のリーダー、佐々木久夫氏が得意のアイリッシュ・ケルティック調の楽曲からポップなアレンジの楽曲などを手がけ、地元岩手での録音では “姫神せんせいしょん” の初期のメンバー、現在は “せんせいしょん” 名義で活動している佐藤将展氏・大久保正人氏の協力で進められた。臼澤みさきのルーツともいえる民謡をポップス調にアレンジした「外山節」や、心に染み入る声で歌い上げる「Amazing Grace縲恊ﾔとんぼ」など、全8曲を収録。

14才の今だからこそ純粋な "唄" が聴く人の心に響く、誰にでもお勧めできる素晴らしいアルバム。今後の期待も込めて星5つ。