ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (6) (電撃文庫) の感想

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参照データ

タイトルねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン (6) (電撃文庫)
発売日2014-10-10
製作者宇野朴人
販売元KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
JANコード9784048690119
カテゴリ » ジャンル別 » コミック・ラノベ・BL » ライトノベル

購入者の感想

このマザコン主人公倒すのに軍なんていらなかったんじゃないかな、ママの悪口いわれたら小さい皇帝の女の子の首絞めるような単純野郎だし
(そもそも普通はここで人生終了だよね)
大勢でママの悪口騒ぎ立てたら怒りくるって飛び出してきそう、ヒロインのこと好きならなんでママの幻想抱いて年上の女とHしまくってたんだろ
ママのおっぱい恋しかったんじゃないの?ヒロイン○んだときも「ママとの約束が~」いっててマジキモイんですけどw
この作者マザコン?

 はっきり言って4、5巻は「軽く」感じていました。登場人物は露骨に変な個性を強調されていたし、敵が名将という割に大した戦術合戦もなく、伏線の張り方が雑で展開が読みやすいものでした(話は変わりますが、以前からこの作品は世界観や主人公の造形に『海皇記』に影響を受けているのかなと思っていたのですが、5巻の海戦の描写とかを読んでいてその思いは確信に近くなりました)。
 ですので、今巻は3巻以前の調子が戻ってきていて良かったです。とくに元帥イグセムと大将レミオンの会談にのぞんだイクタが、はったりを混じえて熱弁をふるうシーンがアツかったです。

 ただ、人気になってシリーズを続刊していくうえで、少し設定に粗が出てきたように思います。たとえば今巻ではイクタは自分の命だけでなく仲間の命まで懸けてヤトリを「家」の宿命から解放しようと、クーデター紛いの行動を起こします。しかし一巻ではイクタは軍隊に入るつもりはなく、なし崩し的に軍人になってしまった設定だったはず。ヤトリを救うそこまでの意志があるなら最初から軍隊に入る覚悟がなければおかしいでしょう。
 くわえてイクタが姫様の自分に対する好意に気づかず(あるいは、知っていても気にせず)、彼女のヤトリへの嫉妬心をちょいちょい煽るのもひっかります。副官スーヤの自分に対する好感は自覚していにもかかわらず。おそらく姫様の嫉妬心はこれから大きな波乱を呼ぶ伏線になるのだとは思いますが、人の感情の機微にあれほど聡いイクタが自分でどんどん火種を膨らませているのはちょっと…。
 政治上、軍事上のものであれば多少乱暴で辻褄の合わない設定でも、物語をおおきく展開させるうえである程度仕方ないと思います。しかしキャラクターのブレは感情移入できるかどうかに関わるので許容しづらいです。

 また、大物キャラクターの造形にも不満が残ります。大将レミオンは二大軍閥の一角の長にもかかわらず、ツメが甘いし動揺や憤りをすぐに出しすぎです。どうやっても軍のNo.2の人物には見えません。

内容はいつも通り最高に面白いです。しかし、絵!?さんば挿先生が体調不良で続投が不可能なのは仕方ないですが新しい絵師さんが酷すぎる!なんで、萌えっぽい絵師?編集者バカなの?このアルデラミンは人がバタバタ死ぬ戦争を題材としてるのでさんば挿先生の大人っぽい絵が受けるのになんで萌えに変える……もう主人公達の年齢も20近いのに完全なガキにしか見えなくてスゲーショックです。十二国記やアスラーン戦記もラノベに近い作品ですが萌えやなくて正に大人っぽい挿し絵だからこそ素晴らしいのに。十二国記は中国、アスラーン戦記は中東、そしてアルデラミンはヨーロッパ。だからこそ、人間チックな絵やないの!?今からでいいから新しい絵師さんを本当に変えて欲しいです。アホ毛とか書くとか正にアホとしか言えません。

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