精神科は今日も、やりたい放題 の感想

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参照データ

タイトル精神科は今日も、やりたい放題
発売日販売日未定
製作者内海 聡
販売元三五館
JANコード9784883205547
カテゴリジャンル別 » ノンフィクション » 科学 » 精神医学

購入者の感想

なまじ本当で大切なことが書いてあるから非常に困った本なのである。
精神科を受診する前の10の心得などはその通りだと思う。
抗うつ薬・抗不安剤の副作用や離脱症状のおそろしさ、抗精神病薬をやめたときに起きる症状は
再発よりも薬からの離脱症状を考慮に入れるべき。
また精神科の多剤併用は問題が多く、使われる抗精神病薬の多くはそれほど効果がないこと。
「モノアミン仮説」はとうに否定されており、抗うつ剤等が病気を治すことはありえず薬の投与は
対症療法でしかないことなど、大切なことが多く書かれている。
以上のことは文献や新聞記事などからの引用もあり、その通りだという説得力もある。
しかしそれ以外のところがとんでも本なのである。それ以外のところがとんでも本なので上のことも
一気に説得力を失い相手にされない「とんでも本」なるのである。
本当に困った本だ!!
「電気けいれん療法」(以下ECT)を拷問療法と語っている。ロボトミーの手術と同一視するとは無知の極みともいえる。
どうも著者はECTを統合失調症の治療法だと思っている節があるが、ECTはうつの治療法である。
確かに理由はわかっていないのだが、無痛で副作用もなく「うつ」に対しては第一の選択肢と考えて
良いものである。薬の副作用の怖さもない。筆者はECTで治った人を見たことがないというが、
治ったら病院には行かないのが当り前でであろうし統合失調症には効果がない。(統合失調症に多用する
精神科医も問題だが)
苦痛がないので拷問にはならない。こんな当たり前のことも知らないのか。
家族のことも忘れたと書いてあるが、一時的な記憶の障害が起こるがすぐに戻るのである。
この本を読めば一生記憶を失うと思うだろう。
「トラウマを抱えてない人を私は見たことがない」本当に素人かと言いたい。そういうのをトラウマとは
言わない。それは日常会話で使われるトラウマで、精神疾患のトラウマはその程度のものをいうのではない。
「トラウマは人生の原動力」などと本当にトラウマで苦しんでいる人を見たことがないのだろう。

私は長年、地方の精神病院(認定精神病の患者さんを入院させる施設を持つ病院)の設計に携わって来た1級建築士です。

この本の趣旨は、収容し保護下に置かなければならない人以外の多くの方達が薬漬けにされている現状を告発したものです。

確かに、読者に誤解を与える文面も多々ありますが、それ以上に「欝は心の風邪」と、気軽にこう欝剤の副作用を説明もなしに危険な(読者の方は医師用の薬の説明書を入手することをお勧めします。ほとんどの抗欝剤が劇薬です。)薬を投与している「心療内科」が雨後の竹の子のように乱立していて危険極まりないのは事実です。
感情的にならずに、事実を知ってほしいです。

「欝は心の風邪」ではありません。

一度かかると、かなり厄介な病です。そして、根治治療が非常に難しく、薬剤での治療は対処療法でしかありません。時間がかかる病です。

しかし、反面、「欝状態」は周りにサポートや時間的経過により自然解離することも多いのです。(欝はぶり返す、と良く言いますが、、あれは8割以上が薬の副作用と離脱を繰り返しているいるだけです。治療している医師がそのことを知らない場合も多いですね。彼らは医師法の元に特別扱いですから、真摯に薬学、医学に取り組んでいる精神科医ははば0%に近いでしょう。)

気分的に欝的になったら、静養を勧めているこの本はマトモすぎるほどマトモです。

「欝かな??」と思ったら、直ぐに安易に町の「心療内科」や、「クリニック」へ行く事はお勧めできません。

この本に書かれているように、一度口にしたら”覚せい剤”なみの抗欝剤がホイホイ処方され。。。気がつくと廃人状態になるでしょう。

こう欝剤や抗精神薬の”離脱”と”副作用”の繰り返しで、社会復帰は難しいのは事実です。
復帰しても、以後の人生のQOLは非常に低下するでしょう。

過激な文面に惑わされずに、日本に蔓延している「お医者様信仰」「お薬信仰」から目を覚ますにはちょうどいいきっかけになる。。という意味で、一読して欲しい本です。

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三五館から発売された内海 聡の精神科は今日も、やりたい放題(JAN:9784883205547)の感想と評価
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