暁のヨナ 1 (花とゆめコミックス) の感想

面白くなくはないです。
でも続きが気になるほど面白くはありません。

十二国記、ふしぎ遊戯、BASARA
これらの作品が好きな人が引き寄せられるストーリー設定ですが
物語としての重厚感がいまいちない。いのちが軽い。泣けない。
かるーくそういう話を読みたい人にはいいと思います。
美青年に囲まれた逆ハーレムも好きな人にはいいと思います。
私は帯の宣伝文句に騙された感でいっぱいですが。

イケメンがみんな同じ顔になりがちな少女漫画ジャンルでは
かき分けができてて絵も綺麗かと。
この先戦争の悲惨さ、凄絶さを表現し切れるかどうかが、また評価の分かれ目になると思います。
９巻まで出ている今のところ、あまり血なまぐささを感じません。

かるーく、歴史的なストーリーで、女の子が逆ハーレム状態なマンガを読みたい
というライト層には最適です。
しかし今の帯の宣伝文句では逆にライト層が敬遠し、
私のように泥臭さを求める人間が購読しては微妙な評価をしていく一方だと思います。