実践 Selenium WebDriver の感想
参照データ
タイトル | 実践 Selenium WebDriver |
発売日 | 販売日未定 |
製作者 | Satya Avasarala |
販売元 | オライリージャパン |
JANコード | 9784873116952 |
カテゴリ | ジャンル別 » コンピュータ・IT » インターネット・Web開発 » Web開発 |
購入者の感想
Seleniumは、Webブラウザを自動制御するツールだ。主要ブラウザ(FireFox, IE, Chromeなど)に対応し、制御コードを記述する言語としてJava, Python, Rubyなどを選べる。その進化の経緯は必ずしも一本道ではなかったようだが、現在の主流はWebDriver(あるいはSelenium2)と呼ばれる形態。
本書では、主にJava用のAPIを例示しながらWebDriverの機能を紹介する。カバーするトピックは、DOM構造の調査、マウス/キー操作のエミュレート、画面キャプチャ、ウィンドウ切替、ナビゲーション(戻る/進む)、待ち、イベントのフック、リモートマシンやスマホ上のブラウザ制御、Grid(分散環境での自動化)などなど。
Seleniumの主な応用先は、Webアプリのテスト自動化だろう。本書でも、20ページほどを割いて、効率的なテストコードを書くためのデザインパターンを解説している(ただしSelenium自体は、fixtureの管理やassertといった、テスト用の機能を持ってない)。
Seleniumの使用経験がゼロに近い自分にとっては、総じて、読んで損は無い内容だった。ただし3000円チョイのオライリーということで、ボリュームは少なめ。冗長な記述に退屈させられる面もある(特に前半)。訳は、所々不自然な箇所も見られるが、台無しにするほど悪くはない。
なお、SeleniumにはSeleniumIDEと呼ばれる形態(FireFoxのアドオンで、操作の記録や編集、再生などが行える)もあるが、本書では触れられてない。
本書では、主にJava用のAPIを例示しながらWebDriverの機能を紹介する。カバーするトピックは、DOM構造の調査、マウス/キー操作のエミュレート、画面キャプチャ、ウィンドウ切替、ナビゲーション(戻る/進む)、待ち、イベントのフック、リモートマシンやスマホ上のブラウザ制御、Grid(分散環境での自動化)などなど。
Seleniumの主な応用先は、Webアプリのテスト自動化だろう。本書でも、20ページほどを割いて、効率的なテストコードを書くためのデザインパターンを解説している(ただしSelenium自体は、fixtureの管理やassertといった、テスト用の機能を持ってない)。
Seleniumの使用経験がゼロに近い自分にとっては、総じて、読んで損は無い内容だった。ただし3000円チョイのオライリーということで、ボリュームは少なめ。冗長な記述に退屈させられる面もある(特に前半)。訳は、所々不自然な箇所も見られるが、台無しにするほど悪くはない。
なお、SeleniumにはSeleniumIDEと呼ばれる形態(FireFoxのアドオンで、操作の記録や編集、再生などが行える)もあるが、本書では触れられてない。