BRUTUS特別編集合本・日本美術がわかる。西洋美術がわかる。 (マガジンハウスムック) の感想

前半の「日本美術がわかる」は、トーハク（東京国立博物館）の収蔵品だけで日本美術が俯瞰できてしまうというもの。美術史を俯瞰すれば、作品の位置づけが見えてくるというコンセプトなので、読んでいくうちに日本の歴史もおさらいできる。

編集者のタイトルや見出しが、雑誌っぽくて気が利いている。私のようなアート初心者でも楽しめる。ナビゲーターのトーハクのゆるキャラ「トーハクくん」もなかなかかわいい（こんなゆるキャラがいたんだ！）。

トーハクは入場料620円。国宝138件。年間300回の入れ替え展示。日本美術の全時代、全方位が見える。

本書を読んで、せっかく東京に住んでいるのだから、年に１、２回は、トーハクに足を運んでみたいと思った。